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中国の田舎で生まれる。数人の兄弟の中の一人で戸籍を持たない。いわゆる黒孩子。 学校等には当然通っておらず、生きるために独学で様々を学ぶ。生来の頭の良さから識字は問題ないが、まともな教育を受けていない故に倫理観等が歪んでいる。 元々は生きる為に殺しをしていたが、いつしか殺さないと生きていけない状態になる。 『殺し』にも独自のルールを持っていて、目標の人物が『死ぬ為の理由』が無いと殺せない。 (「幸せでもう死んでもいいわ」という言葉でもその人物は死を望んでると受け取り殺しの対象になる） この世には「法」というものがあり、一定のルールの中で人は生き死にしていると思い、人が死ぬ為にも『ルール』がなければならないと思っている。 空(リオエル)との出会いは、彼の家族が旅行先でヅァンに殺され、彼らが空に宛てた手紙を見つけ、それを届けた事から始まる。手紙を届けるのは親切心ではなく、これを受け取って空が「死んでしまった方がマシ」と言うなら彼も殺すつもりだった。それが、届けた手紙に対して空があまりに常人とは予想外の深い感銘を受けているのを見て不思議に思い、興味が出て遺児となった空をしばらくの間面倒を見ていたが、その内『遺書』に固執する空が自分の『殺す理由』に一致すると感じ、相棒となる。 (『遺書』は死者が持つもの、送るものなので、遺書を手にした者は死ななければならないという価値観) 遺書自体には興味はないが、この仕事を始めて自分も早晩死ぬと思っているので遺書を持っている。(空の家族を殺したのが自分だということを伝えていないので、いずれ知られた時に自分が殺されるだろうとも思っているし、それでいいと思ってる) 遺書には、空と出会ってからの思い出が記されている。 ヅァンの漢字は『葬』。元々の名前の字は分からない。元の家族からは「ヅァン」とだけ呼ばれていたから、遺書屋を始めた辺りから字を当てた。 衣装の白は、中国では葬式の時に着るものだから。 通過 ・ドロップアウト･ディスパイア ・深夜三時のスウィートパイ ・ラストグラス

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