タグ： 症候群PC’s 導きのジャック･オ･ランタン

From:Asuka To: どうもお元気ですか?私はぼちぼちと言ったところです。最近漸く司書という仕事も板についてきました。お客さんの好きそうな本がわかるようになってきて、褒められたり喜ばれる事も増えました。あなたのお陰です。 そういえば、職場で迷子になってた子と仲良くなったんですよ。あなたと同い歳ぐらいの子だと思います。私はなにかと歳上と縁があるみたいで、彼女とよくオススメの本なんかについて話すんです。お陰で色んな本を知れました。 決して満たされているわけではありませんが、私はそこそこ幸せです。 ｢ええっと…………何処から話せばいいかしら……｣ ｢うーん…………別に無理しなくても大丈夫だよ?｣ ｢いえ、いいのです。無理なんてしていません。貴女にはこれを知る義理があります。ですが…………この話を全てするには、あまりに時間がかかります。｣ ｢……別に全て話さなくてもいいよ。時間も大丈夫。ほら、私今一人暮しだし、雨が降ってきたみたいだから。｣ ｢あら……ほんとだわ…………。じゃあ、雨が上がるまでの間、話せることを話しましょう。｣ ｢私が何をしているのか。何故、こんな事になってしまったのか。それは─────｣ それは、衝撃的な再会を果たしてしまったから。 ​ From:Asuka To: さて、あれから少し経ちましたがお元気ですか?私は元気です。 私は最近、夜の森にフーと一緒に行ってます。覚えてますか？フーの事。フリューゲルです。ドーベルマンの。随分大きくいい子に育ちました。今度見に来て下さい。あなたが来ればきっと彼も喜びますよ。 話が逸れました。夜の森に何をしに行ってるのかと言うと、パトロールのようなものです。夜の森から出てきた人にここであった事を話さないように諭してます。偶に森に入ろうとする人を止めたりしますが、滅多にしません。それは私の仕事では無いからです。ただ、お節介な性格上、完全には放置できないのですが……。 とりあえず、私は大丈夫です。 追伸 最近気付いたのですが、もしかしたらあの森にはもっと沢山の“狩人”がいるのかもしれないです。確証がある訳は無いですが……。 とにかく、私ももう少し気をつけないといけませんね。 ​ From:Asuka To: ​─────怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。 ニーチェの有名な言葉です。私には哲学はわかりませんが、私達の今の状況を言い表すには最適な言葉だと思います。 お元気ですか? 彼女の行為に協力しだしてしばらく経ちました。私達の今している事は犯罪で、いつかは捕まるんだろうなと思います。でも、もう後には戻れないのです。 確かにあの時、私には彼女を止めることができたはずです。 でも、そうしないのには訳があったのです。 今もこうしてダラダラとこんな事をしているのにも訳があるのです。 彼女は復讐がしたいと言っていました。 どうしても奴らが許せないと。 私もそう思ったのです。 私にも復讐したい人がいたのです。 でもそれは叶わないと思い込んで生きてきました。 時々、私達のしている事に対してあなたは自分はそんな事望んでいないからと辞めるように言うだろうなと思います。 そう思う度に私はざまあみろと思うのです。 どうして私を置いて行ったの?兄さん? 私を、私達を置いて行ったことを、永遠に後悔すればいい。 今度は私達があなたを置いていく番です。 今、私は最高に元気にしています。 あなたも天国でお元気で。 きっともう二度と会うことは無いでしょう                                                                                            明日翔｜ ​───────​───────​───────​ 特徴表:愛書家･ペット(J･Jと入れ替え) 振斗区の図書館で司書として働く子 性格は明るく大のつく程のお人好し。 昔、兄が急に自殺した時、何も気付けなかった事がショックで他人の心情を把握できるように訓練した。その際に相手に信用される方法と高い話術も身につけた。 その話術と信用で話を揉み消す子。 友優和の協力者という立ち位置だが、客観的に見た立ち位置は深淵寄りの中立。 害はない。 他の深淵の所業については、もしかしたら友優和以外にも居るかも……?ぐらいで具体的に何人いるか、誰がやってるか、友優和との関連性など全然わかってはいない。 他の深淵の存在に薄々感づき始めたくらい。 ジャック ある特定の情報に対しての図書館技能を-20することができる ハッキングと違うため持続性がない。 せいぜい1d4週間程度。 また、ジャックする媒体により-補正が掛かる。5chやTwitter等規模が大きくなるほど-補正が大きくなる。 同じ情報に対してジャックし続けると-補正が掛かる。

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