タグ： 殺人鬼

アングル・アンドリュー・アッシュ。 アングル・アッシュが本名、アンドリューは洗礼名。 アンドリューは聖書の聖者アンデレに由来し、「殉教者」を意味する。 温和なキリスト教徒の皮を被った殺人鬼。 物腰は柔らかいが、常人には理解できないような非道徳的な価値観を腹に抱えている。 「神の子は速やかに救済すべきである」という思考のもと、気に入った敬虔なキリスト教徒を撲殺して回っている。 行動原理も思考回路も矛盾だらけで破綻しており、傍から見れば狂人にしか見えない。 (以下、2021/1/21 追記) 自身を"神の遣い"と称し、「すべての神の子らの救済」および「すべての異教徒の粛清」を目標に掲げている。 地上は穢れた世界であり、生とは苦痛に他ならない。ならば神の子ら(=キリスト教徒)を1人でも多く、1秒でも速やかに、神の国へと送り届ける。 これこそが"神の遣い"の使命であると、彼は言う。 地上にはいまだ多く、神の子らが息づいている。異教徒どもはサタンと手を組み、彼らを虎視眈々と狙っている。ならば、神の子らを1人でも多く守るために、邪悪な異教徒どもは根絶やしにするべきだ。 それもまた"神の遣い"の使命であると、彼は言う。 つまり、「キリスト教徒は全員殺す」 「異教徒も全員殺す」ということ。 これが彼の中では筋の通った理屈として解釈されているのである。 しかも本来、いかなる教派のキリスト教においても、殺人は重罪とされている。当然、彼もそれは認識している。 そのため、自身の行いは間違ったものであると認め、死後は地獄に落ちるだろうと語る。 一方で、自身の行いは神の子らを守り、救うためのものであり、それは正しいものだ、とも語る。 また、公正である父は、愚かな自分を正しく裁くだろうと語る。 一方で、情け深い父は、差別なくすべての神の子を赦すと語る。 自らを「間違っている」と語る口で「正しい」と語り、「地獄に落ちる」と述べる口で「天へ召される」と述べる。 そして、その一切に疑問を持つことなく、凶行に及ぶ。 正常な人間であれば、彼を理解することはできない。なぜならアンドリューという人間は、矛盾と破綻によって成り立つ怪物だからである。 ※　※　※　※　※ 中性的な顔立ちの美丈夫。

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