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特徴表：急所を見抜く、芸術的才能 職業技能：放浪者（EDU×10＋DEX×10） 年齢による能力値の増減を採用 正気度30ポイントを引き換えにPOW+3（最大正気度-30） 現在の最大正気度：33 紀場家出身の女性。命名由来はシノーソグリス。 紀場杏の実姉であり、紀場周夏の従姉にあたる。 振斗区にある「紀場探偵事務所」の所長その人。街中に事務所があるものの、看板は出ておらず、その存在はほぼ知られていない。謄本にしれっと載っているくらいである。 この探偵事務所、彼女が冒険をしているときに”探偵”と名乗るために設立したらしい。 自身が興味のある事象が起こったとき、それを見に行くための拠点として事務所を使用している。 逆にいうと、それ以外の用途で探偵事務所として使われることはあまりない。彼女の好奇心を満たすためだけの道具なのである。 この探偵事務所には、所属員が4人いる。 所長探偵の紀場杠李栖、探偵助手の英景石匆、事務員兼雑用のWill B.AK、探偵見習いの二万円芦奇。 日中に事務所に行ってもだいたいウィルしかいない。 日本人でもないのに留守番を押し付けられてて可哀想である。 事務所だが、名探偵コ〇ンの毛〇探偵事務所のように、２階が事務所として使用し、３階が居住区となっている。 居住区に杠李栖、石匆、ウィルが住んでいるらしい。芦奇も泊まったり泊まらなかったりしているそうだ。 余談だが1階はカフェらしく、よく食事をしに行ったりしているらしい。 非常におおらかな気質である。 この事務所、ウィルと芦奇というワルガキが二人いるのでしょっちゅう石匆が犠牲になっているのだが、それに対して制止も叱咤も特にしない。 ワルガキにブチ切れて石匆が家具を蹴り飛ばして事務所が騒然となることも日常茶飯事なのだが、特に気にしていないらしい。そこは気にしてほしい。 現在は、この振斗区・薩夏区を拠点にしており、この付近に起こる”不思議な事件”を感知するたびに、それを鑑賞しに行く。 基本的に手は出さずに、ただ遠巻きに眺めているだけである。 たとえその事件で、他人が犠牲になろうとも、助けることはないそうだ。別に、正義の味方でもなんでもないからね。 手を出せば、それは”当事者”。当事者になれば、いろいろ大変なので手は出さないのである。自由。 紀場杠李栖は、もとより超がつくほどの好奇心を抱えている。そして、それをとにかく満たしたい、そのために自ら行動する人間。 自身の出自が、ある”超常的生命体”に関わるということを偶然知ったときから、その意欲が爆発した。 幸運なのか悪運なのか、彼女の家系は、紀場家に伝わる「宝」に近しい家系だった。 その「宝」に無許可で触れ、そしてそれを扱う儀式を無許可でやってしまうという暴挙を犯す。 幸いなことにその儀式は無理やり中断されたものの、その時から彼女は紀場家の系図から『除籍』された。 といっても、お家的に仕方なくというものであり、彼女自身は紀場を名乗っているし家族仲も悪いわけではない。 以前は、冒険という名の海外遠征をしていたらしく、妙ちくりんな変なお土産を妹に渡していたりしたそうだ。 その好奇心は、なんにでも向いているわけでは、ない。ようだ。 「Investigator」 そう、紀場杠李栖は、”探索者”である。 自分が紀場家から『除籍』された10代半ば頃、世間から追われる身となった英景石匆と共に外国に渡った。 そこから先は常に冒険の嵐。石匆を引っ張りまわしながら、世界中のおもしろそうなところを探索していった。 謎の屋敷に入り込んだり、妙な研究所跡地に潜り込んだり、いろいろした。 道中で妙な義賊と邂逅したり、とあるバーでやけに腕の立つ女性とマフィアを撃退したりもした。 外国を駆け回りながら、帰省本能なのか何なのか、日本に戻ってくることもあった。 勝手に外国に行ったことを怒られたりもしたが、本人は特に気にしていない様子。気にして。 たまたま出会った民族の一人に、自身の出自の秘密につながる事実を教えてもらった。 そこで、知ってしまった。”冒涜的な神話”のことを。 彼から書物の英訳の写しを譲り受け、それを元に探検を活発化させていった。 その探検への熱意は、共に旅する石匆から見れば、異常に見えたかもしれない。 それほどまでに、その”神話”は杠李栖を虜にしていたのだ。 とある刻、たまたま日本に帰ってきたときに、二万円芦奇と出会った。 少し会話を交わせば、”あの義賊”がよろしくといった娘だとはっきりわかった。 そのころと言えば、自分と石匆が外国に出て15年経ったころ。 自身の出生の”出自”が何なのかも目星がついていたころ。 そろそろ………この生まれ故郷に帰って、ここでの”事象”に集中してみても、悪くないのかもね。 なんとなくそう思って、石匆と道中に石匆が拾ったウィルと共にこの故郷に帰ってきた。 そして作ったのが紀場探偵事務所。とはいっても、探偵なんてものは名ばかりだ。 探偵なんて、ただの飾り。”探索”するための仮の姿。 ここは「紀場探偵事務所」。 ”クトゥルフ神話”を余すことなく”探索”するための、事務所。 もしかしたら、あなたのかかわった事件も。この紀場杠李栖は知っているかもしれない。 ＜取得魔術＞ 「卜占」「蛇人間との接触」「精神転移」「ゾンビの創造」「灰色の束縛」「魂の罠」「被害をそらす」

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