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150cm 34歳 名家出身の箱入り娘。幼稚園から大学まで一貫の学校に通い、充分な教育を受けて刑事になった。刑事という職に対して父母は反対しなかったし、国家公務員という肩書きに関して自慢の娘だと言ってくれる。 幼少期は人見知り且つ優柔不断で、両親から心配されて育ってきた記憶がある。それに対して妹は正義感が強く、溌剌とした性格であった為、憧れは抱いていたものの、嫉妬したり、それが原因で喧嘩したことは無かった。 妹が唐突に居なくなったことで酷く憔悴し、以前にも増して話さなくなった。しかし、妹が居なくなってしまった以上、両親からの期待を反故に出来ないと勉学に励んでいく過程で、友人や先生からの「頼りにしている」という言葉を生き甲斐にするようになる。 妹のように溌剌とした性格にはなれないが、正義感は身につけることが出来る。優柔不断な性格も、法律、ルール、マナー、その他決められたものに準ずれば改善が可能だ。初対面の人や威圧感のある人を恐れてしまうなら隠してしまえばいい。 小学生の頃から上記のようにゆっくりと今の自分の性格を確立した為、自分が人見知りで優柔不断だった頃のことを覚えているのは両親と、幼少期からいる使用人だけしかいなくなった。 また、きちんと勉強して規則を守っていれば親は自分に豊かな暮らしをさせてくれることを知った。妹を探すための情報機材も、少し値は張ったが、部活以外の唯一の趣味なのだと言うと買って貰えた。良心の呵責に苛まれたが、妹を探す為だと自分に言い聞かせて耐えきった。 学生時代の部活動は剣道部。中、高と続けていた。友人はそこそこ居るし、親友と呼べるような関係もある。一人暮らしを始めてからは親友と呼んでいる彼女の手助けが無ければ健康で文化的な最低限度の生活が出来ていなかったと言う。 そう、典型的な仕事人間なので家事が出来ないのだ。母親が家事をしている所も、ましてや父親がそんなことしている場面なんて見たことがない。一人暮らしを始める前に使用人から教わっては居たものの、実際するとなれば当然勝手が違う。入居日の夜、半泣きで親友に電話を掛けた。 今はもう軽い自炊なら出来るし、洗濯機は回せる。激務で職場にいる時間の方が長い為、片付けの必要は殆どない。危うくなったら掃除だけハウスキーパーを呼ぶことにしている。 休日はジムか睡眠、30代になってから体力の衰えをひしひしと感じている為、睡眠に充てることの方が多くなってきた。 最近の悩みは両親からの結婚の催促。刑事に出会いがあると思っているのか。と、同僚に話そうとしてそういや彼女いる奴いたな…と遠い目をしている。 追記 精神分析所持の理由は大学で履修したから。

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