タグ： 亜月式NPC 振斗 この革靴の足跡に続け！

「驚いたよ、まさか君から活動休止の相談を受けることになるとは……。改めて理由を聞かせてもらえるかい？」 「いや本当に申し訳ないです、なんと言えばいいのか……あの、マジで個人的な事情によるもので、今の働き方にはなんの不満もないんですよ。こう……私生活のショックな出来事によるメンタル不調としか言いようがなく……」 「そうかそうか、それは辛かっただろう。何が起きたかは話しにくいかな？」 「……うーん、話すことは構わないんですけど。ぶっちゃけオカルトチック過ぎて信じてもらえるか。というか信じてもらえたところで、俺が受けた精神的ダメージは言葉で伝えきれない気がします」 「オ、オカルトか。恐怖体験的な……そういう話だったり……？」 「まあそうですね……俺でもメンタルに来るくらいのやつが……。あれ、梅沢さんってもしかしてホラーもダメでしたっけ？」 「はっはっは、いやそんなものに遭遇してしまったなら心に傷を受けるのも無理はないな。分かった、快復するまで存分に休んでくれ」 「えっめっちゃ無視する。いや有難い話ですけど、めっちゃ無視された」 「千種くんの方で休止報告は書けそうかい？難しそうならスタッフに代筆させても構わないよ」 「ん～～～……それくらいなら書けると思います。というか今皆さんも忙しい時期だから任せるのも申し訳ないです、梅沢さんも近々商談があるって話じゃありませんでしたっけ」 「……………………」 「梅沢さん？おーい、大丈夫ですか……あっちょっと梅沢さん！！！胃薬！！！胃薬出しすぎだろ！！！！それオーバードーズって名前ありますよ！！！！社長！！！！！おい止まれ社長！！！！！！！！」 特徴:マニア・コレクター、大切なもの(増加P10) 職業:ビジネスマン 職業特記:経理に10%のボーナス 年収:700万円 財産:3500万円 梅沢 飛鷹(うめざわ ひよう) 25歳 男性 Vtuberグループ「SAKURA Frontier(略称:サクフロ)」の運営を主な事業とする、株式会社「ブルーミング」の代表取締役。所属演者やリスナーからは"社長"のあだ名で親しまれている。 眼球が日光に弱いがゆえに日頃から着けているサングラスがトレードマーク。様々な柄のサングラスを買い集めていることや端正な顔にそれを着けた状態の印象のせいで、全くいわれのない成金いじりをされることがある。実際にいいとこの生まれではあるが、成金趣味はないのでマジで言いがかりである。 株式会社ブルーミングはとある芸能事務所から独立する形で生まれたもの。そのため良くも悪くも活動開始当初から注目度は高かったが、他Vtuber事務所も多く生まれ、それに加え単に演者達のスキルが高かったのもあり、現在は知名度に対してまあ妥当な評判の集め方に落ち着いている。少なくとも火のないところに煙を立たせようとするような炎上騒ぎは落ち着いた。初めはそういうのもあったらしい。 フリーで活動していた個人Vtuberを引き抜いた0期生、社長直々のオーディションを勝ち抜いた1期生、スカウトにより採用された2期生、オーディションとスカウトが混在している3期生によって現在は構成されている。この先新しいメンバー増えることも予定されているが、ここまでハイペースな増やし方は事務所立ち上げから現在までに限ったものなので今後は程々にやっていくらしい。 例として、エマイラ・B・エクストラの中の人である紀場遼は1期生、安波アネットの中の人である千種亮太は2期生である。現在高校2年生の紀場遼が1期生であることからも分かる通り、かなりハイスピードで色々やっている。 人柄としては活動的で大変頼り甲斐のある人格者。曲者揃いの演者達をまとめ上げてることからも分かる通り懐が広くメンタルも強い。 ……はずなのだが、同時にかなりのあがり症かつビビり。大事なプレゼンの度に尋常でないくらい冷や汗をかいて顔が真っ青になってる。にも関わらず実際に人前に立てば(心臓はバクバクの癖に)めちゃくちゃ堂々とした態度で喋れるので、全面的になんとかなっている。なんで？ 実は実家が代々受け継がれてきた家業をやっており、それを継がずに独立したことにほんのり罪悪感を持っている。実家側はマジで誰一人として怒ってないのだが、自分の気持ちの問題らしい。この事務所を盛り上げに盛り上げることで親への恩返しをしたいと考えている。 「お兄様！おかえりなさい、久々に会えて嬉しいよ！」 「ただいま！俺も会えて嬉しいよ。最近はどうだった？学校は楽しいか？」 「フフフ、もちろん。ボクは友人に恵まれているからね、この一年を最後に卒業するのが惜しいほどさ」 「そうかそうか、それは良かった。母さんに聞いたよ、勉強も頑張ってるんだってな。えらいじゃないか」 「お母様はボクを自慢することが好きみたいだからね……お兄様だってそうだけれど」 「当然だよ、だって君はたった一人の可愛い妹だからな。まあそっちからすればそんな感覚はあまりないかもしれないが……」 「ボクがお兄様と呼ぶのは貴方だけだよ、お兄様？」 「……そうだな、ありがとう。そういえば進路はどうするか決めたのか？」 「高校は第二高校に行きたいんだ。その先は……大学で興味のある分野を勉強したいかな。そして卒業したら、ボクはお母様の店を継ぐよ」 「そうか……うん、満其のやりたいことをやりなさい。俺がそうしてもらえたように、どんなことでも満其の夢を応援してもらえるはずだから」 「ありがとう、お兄様。……気にしなくていいんだよ？ボクはボクの望みに従っているだけなのだから」 「なんの話だ？」 「フフッ……、なんでもさ。優しい優しいお兄様」 由緒正しい呉服屋「うめざわ」の息子。母親から所作をしっかり躾られたために、日頃から姿勢が良く立ち居振る舞いが上品。 幼くして実父を亡くしており、悲しみに暮れる間もなく自分を育ててくれた母親を強く尊敬している。同様に、母親が再婚した二万円家のことも大切に思っている。 その時点で中学生だった飛鷹はあまりに構成人数の多い彼らを家族と認識することはできなかったが、10歳離れた妹のことは心から大切な家族と思って溺愛している。梅沢としての家を実家と認識しているので二万円家に顔を出してた頻度は五分五分くらい。妹である満其は基本二万円家で育っているので顔を合わせない日もあったが、満其は飛鷹の人柄に強く憧れお兄様と呼び慕っている(それはそうと、飛鷹が隠そうとしているメンタル弱い部分もとっくの昔に気付いてはいる)。 梅沢性を大事にしているのは、飛鷹は飛鷹で亡くなった実父に憧れていたから。彼の形見である腕時計を常に身に付けとても大事にしている。

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