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最終HP4/ SAN36 Sugar and Spiceのギターボーカル＆作詞作曲担当。バンドの時の名前は「リリィ」。 「伊佐川」は母方の姓で、父方の姓は「猪瀬」。 ・バンド結成前 常軌を逸して過保護な父親に育てられ、中1のときに校区内で不審者事件があって以来、学校に行かせてもらえなくなった。家にあったパソコンで音楽を聴いていたときに簡単な作曲ソフトを見つけ、長い昼間の鬱屈とした気持ちを作曲、やがては作詞で紛らわすようになった。もう少しちゃんとしたソフトを買ってもらい、発表の場と外界との交流の場を兼ねて、「Mr. Noise」としてYoutubeへの投稿を開始。「Mr.」は、「お前は大事な娘だから」と言う父への反発のあらわれ。「Noise」はInoseのアナグラム。ネット活動が父にバレるとパソコンごと没収されそうなので、自分では歌えなかった。曲はつたなく再生数は特に伸びなかったが楽しかった。 中3のときに両親の離婚が成立した。卒業を機に隣県にある母方の祖父母のもとに身を寄せることにし、近くの高校になんとか進学。父は猫を飼い始めたら干渉してこなくなった。猫がかわいそう。 ・高校入学以降 高校では、歌や楽器を自分でやってみたいという気持ちで軽音部に入部。歌とギターを始める。人生をリセットするつもりだったので、中学時代のことは誰にも話さず、「Mr. Noise」のアカウントの更新もやめた。隣県から進学したことについては「親の転職」と説明していた。嘘はついていない。 オリジナル曲を作成することになった際「歌いやすい曲にしたいから」という名目で作曲に立候補し、高校でも作詞作曲は続けることになった。 高3の進路決定の時期、選択肢の一つであった音楽と改めて向き合い、自身の根底にあるものが中学時代の経験であることに気づいた。一度は無かったことにした中学時代の自分を肯定し救ってあげたい気持ちで、「Mr. Noise」のアカウントを再始動させた。作詞作曲にも慣れてきたので、多少は再生数が伸びるようになった。 母に心配を掛けたくない気持ちから結局音楽一本にはせず、保育士の資格を取るべく専門学校に進学(保育士になりたいというよりは、何か資格をという意識が強かった)。メジャーデビューに伴い辞めた。 ・現在 Sugar and SpiceとMr. Noise、両方の活動を継続中。どちらかの活動をやめたらもう片方も終わるような気がしている。そうなったら自分に何が残るのかわからない。 バンドメンバーのことはかけがえのない友人と思っており、何ならちょっと依存気味で、今更過去の話をできなくなってしまった。「いつかは本当のことを話さなければ」「ずっと隠し事をしていたことでメンバーのみんなが離れてしまったら？」そんな思いが今日もぐちゃぐちゃしている。 ・その他 私服がおそろしくダサい。衣装はメンバーに選んでもらっている。 名前の「ユリ」は中村由利とリリィ・シュシュより。

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