タグ： 亜季葉のオーヴァード

路地裏の付近にて『貼紙(ハリガミ)』という通り名で情報屋を営んでいる青年。 着物を着ており、髪は小さな鈴が付いた白い髪紐を使って後ろで1つに結んでいる。顔には赤い布が掛かっていて、手足は着物の袖や裾に隠れて見えない。 情報屋といいつつ、実際には本職はハッカーだが、様々な組織のデータベースにハッキングで侵入して得た情報を顧客に売ることで生計を立てている。 彼にとって『商品』は『情報そのもの』だけではない。 『いつ』『誰が』『どんな情報を買った』のか。それすらも他の顧客へと売る情報……『商品』に成り得る。 他の顧客へとそれらの情報を漏らされたくなければ、彼に『口止め料』を払う必要がある。尤も、他の顧客が『口止め料』よりも多い金額を提示した場合、必ずしも情報を秘匿するとは限らない。 飄々とした物言いをするが実は割と面倒見が良く、困っている人物を見掛けると放っておけずに声を掛けたりする。 そして行く当てが無いと知ってしまったりすると、とりあえず自分の拠点に招いてお茶とか出したりする。何なら悩み事などの聞き相手になったりする。 兄弟がいるようで、兄と弟の事を大切に想っている。 好物はおはぎ 実は手足が着物の袖や裾に隠れているのではなく、そもそも手足が無い。その為、イージーエフェクト『魔王の玉座』で常に空中を浮遊して行動している。 普段の生活では、物や着物の袖を重力操作で持ち上げて腕があるかのように見せかけている。 顔の布をめくると赤い瞳が見えるが、これは二つの眼窩に義眼を埋め込んでいるだけであり視力は無い。 その為、イージーエフェクト『地獄耳』で自分の領域の中で起きている物事の情報を把握し続けて、無くした視力を補っている。 本名は白縫 悠真(しらぬい ゆうま)。コードネームは『悠久の旅人<ブラインド>』 兄弟を守りたいと願い、探し続けている。たとえ兄弟が自分の事を覚えていなくても、兄弟の縁が無くなろうと。兄と弟を守り続けようとしている。 江戸時代中期から現代まで生き続けている古代種のオーヴァード。推定年齢は178歳。 相模（現在の神奈川県）の出身であり、1843年生まれ。当時の家族構成は父、母、兄、弟。つまり彼は次男だった。 1853年には10歳で江戸の町へ出稼ぎに来て丁稚（雑用係）として働き、1863年に手代（正社員のようなもの）となって江戸で商人として働いていた。 しかし、21歳の時に休日を利用して里帰りで地元へと向かう途中の街道で盗賊に遭遇してしまった。必死で抵抗した結果、手足を切り落とされ、金目の物を奪われ、両目を抉られて川に棄てられて溺死した……筈だった。まさにその時、古代種のレネゲイドウイルスに感染して一命を取り留めた。

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