タグ： ぬく卓

「誰が探偵を正義だと定義づけた？」 「探偵は真実を明らかにすればいい。だからやってることが悪でも関係ないんだよ。」 私立探偵という職業のほかに副業で死体清掃員をやっている。 探偵と言っても、表には頼みずらいような裏の仕事を行っているので、身内には悪徳探偵と名乗っているほど。 やっている理由は無論金のため。人よりお金、数字は嘘をつかないから大好き。 基本的に明るく、人懐っこく接するもののパーソナルスペースを大事にしているので踏み込まれると立てつく。噛みつく。 潔癖症で、触られることと、向こう側からなれなれしくされるのが嫌い。自分はなれなれしくする癖に。 最近の趣味は札束を数えること。 ーーーーーーーーーーーーーここから秘匿－－－－－－－－－－－－－－－－－ 「もう、信じない。」 父と母は失踪、引き取ってくれる親戚もおらず、最終的に行きついたのは浮浪人という道。 路地裏で暮らすのに笑顔はとても大事。優しさに飢えている路地裏では、笑顔こそが人をだます第一歩だったから。 なんとか詐欺や窃盗、殺人などを繰り返して拾われたのはとある暴力団。教育を受けさせてもらい、恩人である総長を慕っていたものの、それは数年前に人身売買という形で裏切られることになった。 「あれはやけに寒い冬のこと、貴方は数年前にお金と引き換えに、信頼してた人物に売られた、裏切られた。 瀕死状態になるまで殺されかけた所を警察が見つけ助けられはしたが、あの日の感覚が忘れられない。 生死の境で視た新しい世界が忘れられない」 あの日、死ぬ間際に見た世界を愛してしまった。自分が信用できるのは、お金と死ぬ間際の感覚、それだけ。 以降オートアサシノフィリア　【恐怖性愛】を発症してしまった異常だらけの人物である。 尚、自らの経歴について聞かれても特に答えない。説明が面倒くさいし、踏み込まれるのが嫌いだから。 死ぬ間際ギリギリまで痛めつけてくれるタイプの人が居れば触らせることもあるが、そういった人が現れたことはない。

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