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KP用 本名不詳 今はミズウオと名乗っている 28歳 一人称はアタシ。余裕がなくなると俺。 殺し屋として生計を立てていた一家の末っ子。 しかし殺し方や身なりが余りにも美しくない家族に嫌気が差し、自分が18歳の時に毒殺。それからは自分が家を継いでいる。 仕事の依頼や顔の良い人間を見つけては、現地か家に持って帰り豚のように屠殺して食べてしまう。 彼の手口は刺殺かカニバリズムか毒殺。 持ち帰ることができなければ「せめて綺麗な肌だから…！！！」と言って肌の一部を削り切ってその場で食べる。 仕事もターゲットが「美味しそう」かつ、死体を残さなくていけない物は受けない。 時にターゲットが「こいつ嫌いだわぁ…」と個人的に嫌いな奴の依頼も受けるのだが、自作の毒で殺し、死体はのちに醜い姿で見つかる。 美味しそう基準…APPが高く、美的意識のある人間。 嫌いな奴…APPが高く、美的意識が一切ない怠惰な人間。あるいは美味しそうだったのに向上心や牙の無くなった人間。 オネェと言うよりは美くありたいとド派手に着飾っている男。 メイクや服で着飾らなければ美しくあれない己の醜さが大嫌い。美しくなりたいから美しい人間食べて美しさを吸収しているつもりなのかもしれない。 その上完璧主義者であり、せめて顔以外では他人に負けないように肉体的にも精神的にも頭脳的にもストイックに鍛え上げている。 プライドが高く、自信家なため相手を認めると言うことがほぼない。 そのた認めて期待した相手に失望させられた時は嘆き悲しみ生かしてはおけないと自作の毒でドロドロに溶かして殺してしまう。 もちろん身なりにも気を遣い、言い値で質の良いものを好む。 恋愛対象は比較的男性寄りだが、結局食べちゃうので恋愛経験等は一切ない。 家族を殺してからは一人で美食家として名の知れた殺人鬼だったが、6年前にある依頼で受けた顔の良いヤクザの組長の、これまた顔の良い娘が、自分を「神様」と呼んだのをきっかけに興味を示し家に連れ帰る。 それから自分の言いつけを守る良い駒として彼女を一人で世話している。 完璧主義なので教育にも抜かりはない。自分の分身になるようになんでも一人で出来るようにと教育中。でも「流石！」などのヨイショ(無自覚)に乗せられては結局世話を焼いてしまうし。彼女が危険な目に遭えばアタシが何年もかけて育てたのに！！とまるでもったいない精神のように守ってしまう。 彼女の遺書や自分に対する信仰は全くもって理解は出来ないが、否定する気もないし、個性として今は見ている。 過去深掘り。 彼は両親と兄姉との5人家族でした。両親によって殺し屋として育てられた彼は、本当に人殺すためだけのロボットのような親に、同じロボットのように育てられました。 戸籍に両親の名前が無いのと同じく、自分たちも名前などはありませんでした。彼はこの世に存在していないことになっていました。 3番目に生まれたから三(さん)それが彼の呼び名でした。 感情のないまま両親に指示されたターゲットを殺す日々。 ある日ターゲットの家に居た同じ歳くらいの男の子に彼は目が離せなくなりました。 「なんて綺麗な人なんだ」と。同じ人間のはずなのに自分とは大違い。 男の子はターゲットでは無かったので彼を殺さずその場を後にしましたが、三はあの男の子のことが忘れられませんでした。 あの子みたいに綺麗になりたい。美しくなりたい。そう思った三は親や兄弟を否定し、感情を持ち美しくなる努力をします。 何かの書物で見かけた「同物同治」を信じ美しい人間を美しくなるために食べ始めます。 あの子みたいに美しく。あの子に美しいと思ってもらえるように。名も、その後も、何もかも知らないあの男の子に彼はズーーーット執着し続けています。 ロボットのように生きていた美しさのかけらもないあの家族や、過去の自分が彼は大嫌いです。 遺書について。 上記を踏まえ彼は今、擬似とはいえ、世にあるような家族、兄妹のように生活している柘榴(ho1)を無意識のうちに大切にしてしまっている。 自分は何時死ぬかもわからない。自分が死ねば、自分を神のように思っている彼女はどうなってしまうのか。壊れて美しくなくなる彼女は見たくない。 だから遺書を残す。水魚の描かれた名刺サイズの紙を同サイズのケースに入れてスーツの内ポケットに忍ばせている。 「アタシの全てを貴方にあげる。 だからアタシのように美しく生きなさい。 アタシのように強く生きなさい。 アタシのように賢く生きなさい。 アタシはいつも貴方を見ているから。 どうかアタシを失望させないで頂戴。 お分かり？」

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