タグ： みなづき ゆうき

初めて詐欺をしたのは6歳の頃。詐欺と呼べるものではないが、親からの虐待から逃れる為に警察を騙したのが最初。その後施設に移り、中学卒業後は高校に行きながら詐欺師としての名をひっそりと有名にしていった。 本名は柊 誠（ヒイラギ マコト）。苗字の水無月は施設の名前、優希は語呂が良かった為に適当に自身でつけた。今や本名を知るものはいない。 顔を変え指紋を変え、自身が誠であったという事実は消し去った。今のこの顔も一時的なもの。この仕事が難なく終わればまた顔を変える、かもしれない。 18の頃に歳を偽り外科医を装った。 19は公安、同じ歳に古物商人。 20の節目にはパイロット。 23で検事。大まかな詐欺歴はこの程度、合間合間に何度も装う職を変え、様々な詐欺を生業として働いていた。 詐欺をするのは自身が生きる為。それ以上でもそれ以下でもない。金があれば生きていける。金があれば心に余裕が生まれる。両親に、家庭に、もう少し金銭面の余裕があれば詐欺師にはなっていなかっただろう。 一人称は僕、二人称は君、貴方。基本的にどんな関係でも苗字で呼び、深い仲になる事を好まない。誰もいない。誰も信じない。それが水無月 優希の生き方なのだから。 【The Airplane】

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