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[プロフィール] 　元軍人の傭兵。筋骨隆々とした肉体、顔立ちも整っているが、老人のように白い髪が見た目を年寄りと感じさせてしまう。目は青白く、何処か現実離れした光を発している。基本は無口だが、無駄に他国の言語に精通している。ほとんど表情も変わる気配が無く、冷血さを感じさせる。そんな彼の内面を裏付けるかのように、両手足は肉と金属部品を無理やり混ぜて象ったようなこの世の物とは思えないほど悍ましく、冒涜的な見た目をした義肢になっている。恵まれた体格も相まって見る者に威圧感と人外のような何かを伝えてくる。 　サイボーグアームとレッグは普段は軍服とアーマーで隠されているが、その力は人外級。元から優秀だった肉体の補助の他、複数のギミックが備わっている。共に戦場を歩いた者の何人かは、その義手が時折敵の返り血を吸い取り、地に這う内臓を咀嚼して心臓の鼓動のように脈打つ瞬間を見ており、トラウマになった者も居るという。 　戦場ならば目にするであろうどのような惨状を見ても、眉を一つ動かさずそれが日常であるかのように振る舞い、機械のようにその任務をこなそうとする。また、他人に対してそれほどコミュニケーションを取ろうとせず、常に周りから孤立している。まるで、他人などどうでも良いと考えているようだ。 　 　彼を知る戦友は、昔は付き合いも良く、頼れる人間だったが、まるで別人のようだ。と話していた。 　フラッと現れてはフラッと消えていく傭兵であり、気ままに生きて金を稼ぐ。手足を見るように、現代技術を遥か先を行く技術があった時代から来たことが窺えるが、自分の素性、出身地を話さず、徹底を尽しているかのように己の情報を相手に与えない。 ネタバレ ●義肢はニャルラトホテプが複数のショゴスを生かした状態でミンチにして作った。男の四肢と融合させて、少しずつ生体組織を浸食するようにして作った。いずれ浸食速度を活性化させてその人間が苦しむ姿を見て暇を潰すつもりだったが、逆に彼がショゴスの意識を塗りつぶしたのを見て、彼の行く末を見守ることにした。 ●ＳＴＲとＤＥＸが異常に高いのは義肢のお蔭。ＣＯＮがプラスされているのも、ショゴスが彼の脳を除いて肉体を浸食したからである。（各パラメーター＋3d6）それに引っ張られる形だが、冒涜的な存在との接触によってＳＡＮ値直葬の幻聴・幻覚を乗り越えたことで精神力もプラスされている。度々彼の下に“恐ろしく綺麗な美女が”現れるのは、その人間離れした精神力が気に入ったからである。だが、代償として人の死、ひいては家族の死に対しても鈍感になっており、人間的道徳観や思考能力が低下している。例え恋人が出来たとしても………。 ●義肢は、隠しパラメーターで、戦闘のインターバルなどでかかるラウンド数を1D3で減らすことができる。 [プロフィール・裏] 　他人から見た視点ではそうだが、本当は自分の出身地、素性を話さないのは別に意図的ではない。忘れていて分からず、話せないからである。話せないからである！傭兵紛いの仕事で路銀を稼いでいるが、今まで生きてこられたのは運が良かったから、と本人は思っている。無口なのはある事件がきっかけ、心の中はそれなりに饒舌で、ノリの良い面も持っている。その反面、ドライでもあり、友人が死んだとしても悲しみもするし時折感慨にふけることもあるが心を大きく動かされることは無い。 　両手足が冒涜的な肉と金属が合わさったかのようなものが着いている理由は、昔ワンナイトラブで“恐ろしく綺麗な美女”と寝た時にできたものである。つまり、朝起きたら“恐ろしく綺麗な美女”が居なくなっており、そして両手足がこうなっていた。その結果常に地の底から聞こえてきそうな恐ろしくも冒涜的な声がする幻聴を聞く様になった。その後、とある戦場で起きた事故の一件で浸食が一気に活性化、義肢が脳まで喰いつくされそうになったところ、義肢の完全なるコントロールを奪還、御しきることが出来るようになったが、それ以外の肉体は既に人外の物となってしまった。彼の髪が白いのは浸食によって発生した強烈な狂気と激痛、そのストレスに寄るものである。今となってはその狂気も幻聴も子守唄のようなものでしかない。慣れたともいう。元々かなり大雑把な性格をしているため、それが結果的に彼を救ったと言って良い。しかし、代償として声を発する声帯が化け物として固定されてしまったため、見た目は人間だが、中身は旧時代の怪物と何ら変わらず、下手に声を上げてしまうとそれだけで聞くものに１ｄ１０のＳＡＮ値チェックが必要になる。 　　　　　　　 “恐ろしく綺麗な美女”一体何ラトホテップなんだ………。

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