タグ： 梅の花(秘匿)

«職業技能» <回避>,<キック>,<マーシャルアーツ>,<鍵開け>,<聞き耳>,<目星>,<運転(自動車)>,<操縦(船舶)> 以下､理由付け ファミリーに拾われて以降､戦闘員として前線で戦い続けていた為､<回避>/<キック>/<マーシャルアーツ>は戦いの中で身に付けていった｡ ファミリーに拾われる前までは盗みを働くストリートチルドレンだったので<目星>で盗めそうな家を探し､<聞き耳>で家の中の人の気配を感じ取り､<鍵開け>で扉の鍵を開けて盗みを行った｡ ファミリーで<運転(自動車)>を使う機会も増え､気付けば<操縦(船舶)>もある程度出来る様になった｡ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ «名前について» 《 Null=Kleinod( ヌル=クライノート ) 》 ヌル( Null ):ドイツ語で〝0〟の意｡ クライノート( Kleinod ):ドイツ語で〝宝石(古語)〟の意｡ 「ヌルって名前は昔の孤児院で呼ばれていたの｡ 今思えば､区別する番号だったのよね〜」 と本人はあっけらかんと語る｡ 苗字はリチャードに拾われる前､生きる為に必要と判断して適当に自分で付けた｡ 古語なのはその所為(本人談) 本名は《 Theo=Schwarzschild( テオ=シュヴァルツシルト ) 》 テオ( Theo ):ドイツ語で〝神からの贈り物〟の意｡ シュヴァルツシルト( Schwarzschild ):ドイツ語で〝黒い盾〟の意｡ 何故本名を名乗らないのか､と聞けば 「僕には相応しくない名前だろう？リチャードは何を考えて付けたのか､分からないよ」 と皮肉に笑って本人は語る｡ 自分は神から愛されていた訳でもないし､こんな綺麗な名前を名乗って良い訳がない､と本人は思い込んでおり､自分の名前を良しとしていない｡ この本名を知るのは名付けた本人であるリチャード､担当医であるニコラス､それなりに付き合いもあり､素を見せているスティーヴンのみである｡ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ «生い立ち» 両親の顔は知らない､物心付く前に孤児院の前に置き去りにされた｡ ドイツの孤児院の前に置き去りにされていた所を孤児院の職員に拾われる｡ 番号で区別されていた為､0の意味である〝ヌル〟と言う名前を与えられ､幼い頃から馬車馬の如く働かされていた｡ 5歳の時､院長が職員に反抗した子供を殺して院の裏庭に埋めている所を目撃してしまい､殺される前に逃げなければ､と必死になって逃げ出した｡ 子供故に直ぐ追っ手に捕まったが､未だ幼く働き手になりそうだと人身売買の組織に売り飛ばされ､アメリカの工場の労働力して買われた｡ 朝から晩まで劣悪な環境の中､何とか生き延びながら仕事をしていたが､8歳の冬のある日､遂に力尽きて路地裏で倒れてしまう｡ 「(───死んで､楽になりたいな)」 そう思いながら曇天をぼんやり見上げていた所､曇天が見えなくなり､代わりに見知らぬ男が彼女の顔を覗き込んでいた｡ 死にそうな彼女の顔を見てリチャードはしゃがみ込むと､〝うちに来ないか？〟と彼女に問い掛けた｡ 今の環境から逃げられるなら､と薄れ行く意識の中で彼女はぼんやりとその問い掛けに承諾の答えを出し､そのまま意識を手放した｡ 次に彼女が意識を取り戻したのは､ふかふかのベッドの上だった｡ 見慣れない天井､見慣れないベッドに驚いて慌てて起き上がれば近くに座っていたリチャードは立ち上がって目覚めた彼女を見て笑いながらこう言った｡ 〝ようこそ､我がファミリーへ〟と｡ こうして彼女はファミリーの一員に迎え入れられた｡ 当時彼女8歳､リチャード17歳の話である｡ 若かりし頃のリチャードは兎に角血気盛んであり､近くで彼を見続けていた彼女は頭を抱えていた｡ 然し彼女が12歳の時､戦闘のセンスを買われ､リチャードと共に前線で戦う様になり､最初こそ文句を言っていた彼女だったが､気付けば背中を預け合い､共に暴れる悪友の様な存在になっていた｡ 「僕はリチャードを守る盾だ｡ 絶対に君に到達する前に､僕が君の事を守ってあげるよ」 と､口癖の様にリチャードへ言い聞かせていた｡ この時は未だ〝女〟として素を見せていた､ツンとしていながらも周りに対しては過保護気味で､伝わりにくい時こそあったが､それでも彼女はファミリーに溶け込んでいた｡ そして今から30年前､リチャードがリーを拾って来た時から彼女は素を隠す様になる｡ ファミリーのドンとしてリチャードが忙しい中､リーの世話を任された｡ 「僕に子守りが出来るとでも！？」 と､初めは戸惑いすら感じていた彼女だったが､頼ってくれるリーの姿に愛おしさを覚えたと同時に〝リーに自分の素を見せてはいけない〟と強迫観念にも似た気持ちを覚えてしまう｡ 「リーに頼られると嬉しい､でも本当の僕を知ったら､あの子はきっと幻滅する｡ だから､」 「〝僕〟で居るのは､もう止めよう」 そうして出来上がった彼女こそ､現在の陽気なオネェさんである｡ 自ら性別を伝える事も､〝僕〟と言う事も､この日を境に止めてしまったのだ｡ 無意識に抱いてしまった恋心を､リーに悟られない様に性別も性格も全て偽る事にした､不器用な彼女なりのケジメだったのかもしれない｡ 彼女が16歳から今現在まで､知っている人物以外の前で素を見せる事は無くなってしまった｡ ニコラスとスティーヴンにはこの無自覚な恋心に気付かれており､然しそれを指摘される事無く〝素でも大丈夫だと思う〟とよく分からないフォローをされている｡ そんな彼女だが､過保護で世話焼きなのは相変わらずで自分よりも他人を優先する事が多い｡ HO1を守る事は義務であり､リチャードとの約束でもあるからと本人は語るが真相は不明｡ ファミリーのメンバーは全員大切であり､家族の様に接している｡ 自身が病気を患ってしまっても､周りに心配を掛けるのは嫌なので何時も通りのハツラツなオネェを演じている｡ ただ部屋に帰るとめちゃくちゃ咳き込むし､直ぐに眠ってしまう｡ 病気の事はニコラス以外に知らせていないし､今後も言うつもりは毛頭ない｡ 「ドンには絶対言わないわよ？あの人だって大変なんだし」 ( 「リチャードに言っても困らせるだけだ｡ これ以上迷惑は掛けたくない」 ) 床に伏せている事の増えたリチャードより先に逝くのが彼女の目標になりつつある｡ リチャードにそんな事零せる訳ないので､酒の席でニコラスに零した所､めちゃくちゃ怒られて床に正座させられた記憶がある｡ リーに自身の気持ちを伝えないまま死ぬのも嫌だが､然しリーはHO1の方が大事だと思っているので何も言えないしこれからも言わないつもりである｡ 「あの子には最期まで綺麗なままの〝アタシ〟を見て欲しいから､だからこの気持ちは墓場まで持っていくつもり」 ( 「嗚呼､この自分勝手な感情だけは､あの子に知られたくない｡ 最後まで､僕の中で隠すから､穢れた〝僕〟を見ないで」 ) ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ «Character Data» 一人称:アタシ( 素は僕 ) 二人称:アンタ( 素は君 ) オネェ時の性格:陽気なオネェ､〝失礼するわよ〜！〟と豪快に扉を壊すタイプ､割と愉快犯､過保護 素の性格:僕っ娘､ツンデレ気味の世話焼き､過保護､それなりに苦労人/リーに恋心を抱くも本人は無自覚､隠そうと奔走している 利き手:左 利き足:左 誕生日:5/22( 拾われた日 ) 誕生花:フクシア( 花言葉:慎ましい愛 ) 誕生星:イプシロン･ペルセイ( ペルセウス座ε星 ) 星言葉:常識に囚われない奔放さ イメージカラー:桜色 カラーコード:# FEEEED イメージソング ■花を唄う/シノfeat初音ミク ■ナンカイレンアイ/タカノンfeatGUMI 不定:殺害癖( 自分の脅威となる存在をひたすら殺そうとする )→5シナリオ分 トリガー:神話生物(1d20級)の目撃

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