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「わかりきったことだ。夢の中でもない限り、魚は空を飛んだりしないさ。」 「ずいぶん驚いた顔をするね。人魚を見るのは初めて？…そう、それじゃあ…初めまして、人間さん。」 「なまえ？そうだなあ…もう長いことヒトとは話していないから、君等の発音のしやすいなまえは覚えてなくて。申し訳ないね。」 「もし面倒でなければ君が考えてくれないか？」 「…ここは星がとってもよく見える場所なんだ。君は星に興味はある？…そう。でもほら、北極星くらいならわかるだろう？あの、眩しい星だよ。」 「はは。君も物珍しがりか人魚の伝説に踊らされてここへ？仲良くしてくれるのもきっとそれだね。僕は捕まってどこかへ売り飛ばされるのかな、それとも珍味扱いで市場にでも並ぶかい？…まあ、何でもいいけれどね。好きにしたらいいよ、僕は抵抗しないから。」 以下、『人魚に出会った日』HO人魚秘匿バレ有。 ▽HO2 　人魚　秘匿情報 あなたは元々、普通の人間だった。 旅行や仕事関係で「塩原島(しおはらじま)」という離島を訪れた、というところから記憶がなくなっており、人魚になっていた。 そして、人魚になってから今までずっと一人で過ごしてきた。 と言うのも、以前島民に見つかった時にすごい形相で追いかけられ危険を感じたため、誰にも助けを求められずに島の入り江を棲み処にしてひっそりと過ごしている。 しかし、慣れてきたものの食べ物が十分に採ることが出来ず、そろそろこの生活が限界であることを感じている。 また、人魚の姿になってから、自分の涙には傷や病を癒す力があることを知っている。 岩で擦りむいた時に偶然に落ちた自身の涙がその傷を癒したからだ。 ・職業、年齢など自由に決めて良い。⇒職業ベース：パイロット ・人魚になってからの経過時間は自由に決めて良い。その間、あなたは年を取っていないように思う。⇒経過年数：68年。ダイスで決定 ・水泳に＋45％のボーナスが付く。 「…こんななりをして『人間扱いしろ』なんて言いたくなかった。こんな思いをするならいっそ、生まれたころから人魚ならどんなに良かったか。地を歩く足の感覚も、空を切って進む雲の上の景色も、全部全部知らないままなら…どんなに…楽だったか…。」 職業技能：機械修理、(重機械操作、電気修理)、操縦（廿世紀式旅客機）、天文学、ナビゲート、物理学、他の言語（英語） 20世紀、シナリオ舞台・塩原島から本土へ帰還する旅客機が墜落し、海へ投げ出されたかつての副操縦士。 空を飛ぶことが幼少からの夢であり、"一応"夢は実現したものとして本人は昇華している。 人魚として生活をしながら人間に戻る方法を一人模索していたが、人を頼ることはおろか、姿を見せただけで襲われる危険がありやむなく断念している。 既に自身が何十年人間としての生活を手放しているのかわからない為、人間に戻ったとして帰る場所もないと落胆しており、今やその意思はなく人魚としてその日暮らしでのうのうと生きている。 人間だった頃はなつっこい性格で人好き。空と星を愛していた。 ただ人魚になったのち村の人間に襲われた経験から人間不信に陥っており、心を開くまでは自身を『神話や物語の中の人魚像』として会話をする。空と星が好きなのは相変わらずであり、食糧調達や漂流物の収集以外の時間は空を眺めて過ごしている。 『人魚は音楽を好み歌を歌う。水中を自在に泳ぎ回り、魚と意思の疎通をする。人間を海底へ連れていこうとする。 　総じて人魚は"不吉の象徴"であり、願うことなど許されない。報われる未来など用意されている筈はないのだから。』 備考:『旅客機β-3.06° <ゴメイザ>墜落事故』 　195×年、日本海上で旅客機β-3.06°(愛称:ゴメイザ)が行方不明となり数日後の▫︎月▫︎日海上に残骸となった状態で発見された。 機長 大犬氏・副操縦士 飛瀬氏を含めた乗員3×名のうち機長ら3×人の死亡を確認、副操縦士のみ未だ遺体が見つかっていないが、事故から40年あまりが経過した現在、死亡届が受理されている。 　乗員全員の命を奪ったこの凄惨な事故であったがその原因は塩原島・某所空港での整備不良であると考えられており… 【後遺症：人魚】 水に濡れてしまうと人魚の姿に戻ってしまう。これは3か月続く。 もちろん他の人間にこの事実がばれてしまえば人体実験など様々なリスクがあるだろう。 人魚の姿でいるうちは以下の能力がある。 ・高い潜水能力がある ・皮膚が渇くと命の危険がある ・涙や血液には傷を癒す力が、肉には若返りの力がある ・人間の体温は軽いやけどになる程度と同じくらいの温度に感じる

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