タグ： 砂糖さや さやロスト 崩れたケーキで生きを死体-HO花嫁

PN.みなきつかさ。貧困家庭出身の漫画家。自立した今の方が貧乏。野望とプライドはそこそこあった。デリカシーはあんまりない。 「誰かのスネを齧りながら漫画描きたい」が口癖で、いつかは金持ちの美女と結婚し身の回りの世話をしてもらいながら優雅に漫画を描くという願望を持っていたが、別に顔も中身も普通だったのでそんな都合のいい事は起こらず最後まで独り身で生涯を終えた。 27歳になった月、不健康な生活習慣と急激な脈拍上昇による急性心不全で死亡。エナドリとスルメ(業務用パック)の散らかる部屋で炬燵に包まり安らかに死んだ。 ○生前 昔から漫画を描くのが大好きで、宿題をほったらかして漫画を描いてはよく友達や下の弟妹に読ませていた。自分の描いた漫画で笑ってくれるのが嬉しかったし、自身も自分の漫画は面白いと思っていた。 親からは収入の面で漫画家になる夢は良く思われておらず、進路相談の時はかなり揉めた。最終的に「じゃあ大ヒット作生み出して印税ガッポガッポになったら帰って来たるわ！！」と高校卒業後家を飛び出し、親戚の安い賃貸のアパートで一人暮らしをしながら漫画家修行を始めることとなった。 そうして満を持して20歳の時に編集部に初めて持ち込んだ作品「画策のゲバーランド(プロトタイプ)」。担当がめちゃくちゃ気に入ってくれて上に直談判。異例の特別読み切りとして週刊少年ギャングに掲載され、華々しい漫画家デビューを飾った。有頂天である。 念願の雑誌掲載を果たし周囲に自慢しまくった後、一流の漫画家になる未来を誓い上京。更なる実績を作り出すべく次の作品制作に挑み始めた。 … 最初こそ自分の好きなように漫画を描いていたが、中々上を唸らせるものが描けない。処女作をそのまま連載に持ち込みたいという提案は、続編プロットを確認した担当に敢え無く却下されてしまった。正直な話、とんとん拍子ですぐに週刊連載を受け持てると思っていたが、現実は厳しかった。これはひとえに自分の実力不足だと、1日の大半を漫画修行に充てるようになる。 東京のバカげた土地代で資金不足の中、画材と参考資料を購入し、ただでさえ疎かだった食生活は更に悪化。さっさと腕を上げて、売れっ子作家になるしか道はない！！という激情が彼を突き動かし、睡眠もとらずに作業にあたる日々が続く。実家にいた頃と違って彼を制すものは誰もいない。そして、家事を手伝い心身を労わってくれるガールフレンドもいない。躍起になった彼を誰も止めることはなかった。 修行の成果もあり、何本か短期の連載まで持ち込むことが出来るようになった頃には、作家としての方向性を見失い始めていた。所謂「才能」がないと気が付き始めたのはこの頃だったが、それでも漫画を描くのは楽しかった。 死に物狂いで漫画を描き続ける中でも、自分を漫画家の世界に連れてきてくれたあの処女作の事は頭から離れなかった。他の原稿を描き進めながら、5年かけて続編のプロットを温めた。この作品だけは大事にしたかった。 …こうして心身をすり減らす日々を送ること4年。処女作の続編のプロットが纏まり、再度担当に持ち込んだ翌日。 「長期連載を持ってみないか？」という編集部からのメールを受け取り一人で宴を執り行ったのが最後の一押しだったのか、彼は自宅の炬燵の中で急性心不全を起こし、二度と起き上がることはなかった。 だからこうなる前に金持ちの美人な妻が欲しいって言ったじゃ～～～～～～ん！！！！！ 誕生日1/1 結婚願望を伝えた相手…知り合いに全面的に(家族(妹/弟)・友人) 一人称…俺　二人称…お前/○○さん　やや関西訛り　　弟/詠(よみ)　妹/極(きみ) 「絶対に超大ヒット作を生み出す漫画家になったるからな～～～！指くわえて見とけ～！！」 「あ～～あ！運命のヒトが俺の事見つけてくれんから一流漫画家の卵が一人消えてしもたやん！！勿体ないわぁ～～！(泣)」 ☆特徴表 3-10　平凡な容姿　平凡な顔のため、他人の印象に残りにくい。<変装>に+20%。加えて、1度しか会ったことのない相手ならば、相手が<アイデア>ロールに失敗すれば、「よくある顔です」と言い訳するだけで、別人としてごまかせる。 5-9　ド根性　根性がある。あらゆる抵抗表を使用したロールで、成功する範囲に+5%。 ＠セッション記録 🌸崩れたケーキで生きを死体 END-B 崩れたケーキで息がしたい □以下読まなくて大丈夫です 処女作｢画策のゲバーランド｣、通称画ゲバ。 とある人里離れた孤児院に住む3人の銭ゲバの子供が主人公である。彼ら(レマ、コーマン、メイ)は金と自らの欲望のためなら何でもする要注意児童たちであり、いつも行動を共にしていた。それぞれに長けた部分があり、コーマンには懐柔力と芸術的才能、メイには忍耐力と類稀なる頭脳、主人公であるレマには統率力、そして大きな野望があった。 彼らは孤児院の窮屈な暮らしと薄味の食事に愛想をつかして孤児院を逃げ出し外に出ることを試みる。仲間に懐柔を行い、施設長からの圧を必死に耐え忍び、大人には仕方ないので暴力で対抗し、無事内ゲバに勝利(？)した彼ら+αは孤児院を抜け出して外の世界をこの瞳に映す。だがしかし、その世界…いや、社会は孤児院よりももっと窮屈で生き辛く、満足な食事も存在しない腐った世界で──！？というような世界観からなる、ギャグ漫画(広義)である。 タイトルの通り、主人公たちが画策し、数々のゲバを起こして世界を自分たちの望む姿に変えていくというのが本作のミソ。 読み切りは、暴力と統制力で国のトップを制圧し、主人公たちの住む国にわずかな希望を見出させるところで終わる。 何年も費やし整えたプロットでは、その後彼らは一番の資産家(統治者)になるため数多のものを犠牲にし仲間を集め、自身の国の領土を広げ立派な帝国を築いていく。その過程で、大人へと成長した主人公は、やがて金よりも大事なものを見つけていく…というハートフル超大作に仕上がっている。…が、最後の大事な主人公の心変わりのシーンは完成していない。現在は自室の戸棚の上から三番目の引き出しの中に眠っている。 本人談によると、主人公の三人は自分、弟、妹を元にしているらしい。

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