タグ： 初恋性ストックホルム症候群

　イギリス、ロンドン出身。 　まずまずに裕福で、教育熱心な家庭に生まれ育った。 　イギリスにある総合大学の心理学部に進学する際、「生物学、化学、物理学」のどれかを習得してることを求められため、今後の研究に役立ちそうな「生物学」を学ぶ。 　大学で専門科目である「心理学」「精神分析」、基礎カリュキュラムで「人類学」や「歴史」などを学んだ。写真や動画からケースを読み解くことや、資料作成でカメラ等を扱うためほどほどに「写真術」はある。また、膨大な蔵書を抱える「図書館」で、目的の資料集めなどを行うことにも慣れている。 　優秀な成績を修めて心理学学位を取得。さらなる学術機会と臨床研究への参加を望み、そのまま大学院へ進学。教授から「優秀な学生を対象に行われている、国際学生交換プログラムに参加しないか」と勧められる。 　受け入れ先は日本の大学院。教授に同行した学会で何度か顔を合わせたことのある、教授と仲のいい日本人教授の研究室だという。文化の違う国の臨床研究に触れられるまたとないチャンスに、ロディはそのプログラムに参加することにする。 　秋入学が主流のイギリスと違い、春入学が一般的な日本とでは半年のずれがある。学会では標準言語が英語のため、研究だけなら英語でもある程度通じるだろうが、日本で生活するなら英語しか話せないというのは困るだろう。大学のバックアップの元、大学の日本語講師の指導も受け、半年間で日常生活で困らない程度の「日本語」は取得。 　こうして24歳の春、単身来日する。 　現在は、プログラムの奨学金などで生計を立てながら、日本の大学院で学んでいる。

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