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赤ずきん→ヘンゼル ドイツ系アメリカ人の狩人。 群れるのを嫌いよく一人でいることが多い。だが心を許した者には割とかいがいしく世話をしたがる。 好きな食べ物は熊肉とビール。 昔から村人分の食材も調達するために森を駆け回っていたので、運動神経が抜群。 獣も魚も素手で獲る。 双子の弟『ブラウ』のいう事は良く聞き、弟は薬師なので薬草集めも手伝ったりしていた。 弟から仲間は大事にしようといわれているので、クレイシは大切にしている。 近年は弟と離れ離れで直接会えないでいるので落ち込んでいる様子。 目を開けたまま眠る癖があり、度々周りを驚かせる。 その昔ドイツで、人狼が生まれる地域として迫害を受けた村人たちはアメリカの山奥に村ごと移住した。 それから今日まで人狼など生まれなかったが、ある日生まれた双子のうちの弟が狼の耳が生えた状態で生まれてきた。 母はお産と共に死んでしまったため、父一人で双子を育てることになる。 父は双子の兄にも弟が人狼であることを隠し、二人に同じ服装をさせ、時に兄の普通の頭を周りに見せることでカモフラージュしてきた。 そして時が流れ二人とも大人になり仕事も順調に乗っていたころ、父は狩りの最中に森で滑落死してしまい、弟は一人で人狼であることを隠さないといけなくなった。 そんな中、村人が獣に襲われ死ぬ事件が相次ぐ。 村には人狼の言い伝えがあるので、村人は疑心暗鬼になり人狼探しを開始。 いつも体をフードとコートで隠し生活する双子のうち、薬師で優しく親切な弟ではなく、無作法さが目立つ兄を人狼とみなし、村人は兄を襲撃。 兄は薄々弟が人狼であるような気がしていたので、申し開きもせずに逃亡した。殺されてもそれで弟が疑われないならそれでよかった。 だが大切な兄を傷つけ追いかけまわす村人を見て弟は怒り、人狼化して追いかけまわす村人を一人残らず殺してしまう。 一度に大量の人間を食い殺したことにより理性の飛んでしまった弟は、そのまま兄にも襲い掛かってしまい、相打ちする形で今度は兄が弟を殺してしまう。 そして、噛まれたものの生き残ったからなのかはわからないが、気付けば兄にも狼の耳が生えていた。 ちなみに村人が襲われたのは野生の熊による事故で人狼は関係ない。 双子の父がいつも熊が入れないようになわばりを張っていたところが急に無人になったために熊が入り込んでしまった。 その事実を悟った兄は、少しでも弟の所為かと思ってしまった自分に嫌悪し、ますます弟への想いが強くなった。

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