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＜通過シナリオ＞ ・カノヨ街 ・キキツヅニナク カノヨ街HO3 以下秘匿 「HO:参番地の時計」 あなたは「ハッカー」だ。 あなたは「カノヨ街」が、反社会組織「ヴィノムス」による「精神重篤患者を収容するバーチャル空間である」ことを自覚しており、ハッキングによって「カノヨ街」への潜入に成功している。「カノヨ街」のデータバンクおよびデータベースは非常に高度な技術で構成されており、確保すれば莫大な利益を得られるだろう。 また、あなたの経歴および一部の記憶は「カノヨ街」のスキャニングを回避するため、あなた自身の手によってパスをかけており記憶していない状態である。 あなたの目的は「カノヨ街」のデータベースを盗み出すことである。 追加推奨技能：コンピュータ(職業選択は任意) 補足：本シナリオにおいては、コンピュータ技能で特定の場所の場所や人物にハッキングが可能である。 ただし、秘密裏に遂行できる限度として、【ハッキングはセッション中3度まで】とする。 秘匿含みの設定 ハッカー。零治　一二三（れいじ　ひふみ） カノヨ街での名→肆（カイ） 『2015　ネット犯罪者ベース』 特徴表 1-5　天才　INT+1 見た目：髪長い、目の下に隈がある、小柄、伸びきった服を着ている ハッキング中、パソコンから一切離れない 何かやる時はロボットを操作して対応する カノヨ街での見た目：柱時計（の中に本体があるイメージ） 周りの装飾に鳩時計的なものがあって、鳩が出てくるところからびっくり箱式のパンチが出る 時計の扉部分には鍵があり、正しい4桁の暗証番号を入れると開けることができる。 間違える度にパンチが飛んでくる 暗証番号は「0123」というなんともセキュリティーガバガバな番号。 本人は自分の本名がバレてなければ開けられないだろうと高を括っている。 性格：ネットでの活動の時は饒舌 　　　ネットやコンピュータを介さないと無言もしくは聞き取れないくらいの小声で話す 【追記】 幼少期から物静かで、何を考えているかわからない子供だった。 両親は共働きで忙しくしており、一二三に構っている時間などなかった。 愛情を貰うことはなく、一人で遊べるようにとゲーム機とパソコンが与えられただけだった。 彼の性格では人に馴染めず小学生の時には細々と登校していたが、中学では違った。 運動はからっきしダメ。小柄で、髪も伸びっぱなし、服も不清潔。 そのため、一二三は学校において格好の獲物だった。 しばらくして、一二三は不登校になった。 両親は自分が不登校になっても特にアプローチをすることなく、仕事へ向かう。 一二三は与えられたパソコンで外の世界を見た。 パソコンがあれば自分を自由に表現できる。自分をさらけ出せる。 そうして一二三はパソコンにのめり込んでいった。 特に気に入ったのは2ちゃんねる。スレを立てや書き込みで話すのが楽しくて仕方がなかった。 そのような中で、一二三はパソコンの新たな可能性に気づく。 パソコンを使って情報を引き出すことだ。 一二三は学校教育をあまり受けなかったが、それでも地頭は良かったためかみるみるうちにハッキング技術を学んでいった。 様々な企業の情報を盗み出すこともあった。スリルがあり、次第にハッキングをするのが日課になっていった。 そんな楽しくスリリングな日々は終わりを告げる。両親が離婚するというのだ。 自分は気が付けば19歳。そして一二三の誕生日目前だったためもうすぐ成人を迎える一二三を両親はどちらも引き取ってはくれなかった。 どこかで働かなければならない、と焦燥感に駆られる。 そんなとき目についたのは『ヴィノムス』という組織だった。 何をしてるのかはよくわからなかったが、こんな自分でも雇ってくれる場所があるのなら、金が貰えるのなら、と就職を決意。 「カノヨ街」というバーチャル空間において精神重篤患者を治療をするプロジェクトが立ち上がる。 よくわからない組織かと思えば、患者のため、未来のために役立てるプロジェクトを行う組織なのだと感心し、賛同していた。 そのために自身もこのパソコン技術を活かしていこうと奮起した。 しかし、実際はそうではなかった。 高尚な考えにのせられていたが、「カノヨ街」というものを使用して何かしていることはわかった。 そして好奇心故か裏切られたことへの悲痛故か、上層部が何を考えているのか明かすため、探りを入れることにした。 「AIの漁火」の開発プロジェクト。 何かとんでもないことをしようとしていることだけは理解が出来た。 幼少期から愛情も受けず育ったため世界がどうなると知ったこっちゃないが、それでも自分が脅かされるのは勘弁だ。 上辺だけ良い風を装い、甘言に乗せ、計画のために犠牲者を増やすヴィノムスに対して憎悪の感情が芽生える。 ならば自分の技術を活かし、この計画を壊そうと決意する。 今まで以上にスリリングな体験ができるのではないかと思い、「カノヨ街」へと潜入をしたのだった。

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