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部屋の内部 ベッドとテーブルと椅子、PCデスク、クローゼット、本棚、小さな冷蔵庫がある。 ベッド横には小さなカゴが置いてあり、洗顔クリームや保湿剤が入っている。 PCデスクの上にはデスクトップPCとWi-Fiルーターが置いてある。おそらく常にメモ書きや付箋でなんとなく散らかっている。 洋服やタオルは殆どクローゼットや部屋のあちこちに干したまま吊りっぱなし。 本棚の中は学校から借りてきた本や、自分で購入した学術書が殆ど。 小さな冷蔵庫の中にはチューハイの缶がいくつかと、かまぼこなどのちょっとしたおつまみが入っている。冷蔵庫の横には、酒瓶と乾き物がいくつかレジ袋に入ったまま置いてある。 窓辺に、白い花瓶に紫色の小さな花が生けてある。 散らかっていると言うほどでもないが、綺麗ではないと言うような部屋。 人当たりはよいが、控えめな印象を与えるような青年。 おっとりしていて、お気楽そうに見える。 が、実は大学院での研究がかなり忙しく、内心疲弊している現実がある。 タバコはやらないが、酒と薬(合法)が手放せない。 昔の自分と両親のことはあまり覚えていない。 気づいたら高校に通っていて、それから今まで両親の住む家の近所の祖父祖母の家で暮らしている。 両親と暮らしていた記憶はほぼ無く、自分の体に残っている傷にはなんか殴られたなとか傷があるからここは刺されたんだろかとか、ぼんやりとした現実味のない感想しかない。 祖父祖母は普通の人で高校以後は何不自由なく普通に育った。 両親との仲も今は悪くなく、連絡は普通に取り合っている。 現在親戚関係はリセットし、妹と二人で暮らしている。

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