タグ： びすく家 HOネタバレアリ

誕生日8/15 AB型 公立学校に通う中学生。 どんな季節であろうといつも長袖の服を着ており、外界から自らの存在を隔絶するかのように常にイヤホンを身につけている。これらは幼少期から夏になると自らや自らの周囲が不幸な目に遭う事に起因しており、この季節に起こる災厄は全て自分のせいだ、と思い込んでいる。 左半身には幼い頃両親と行った花火大会で花火が暴発した事により負った火傷の跡が今も生々しく残っている。 側から見るとあまり目立たない生徒ではあるが、度重なる不運から自らの存在意義を疑っており、見た目からは想像のつかない非行に手を染める事もままある。 【秘匿部分】 ①8歳の頃に左半身に負った傷痕は首筋から左腕・腰の辺りまで続いており、本人はその跡をとても醜いと思っている。もしかしたら将来的に手術などで消せるかもしれないが、葵自身が変わらない限り、自らの戒めとして残し続ける事を選ぶだろう。 ②元々は好奇心旺盛な子供で、夏になると裏山に行って虫捕りをしたり、近所にある市営のプールに家族みんなで泳ぎに行くのが大好きだった。勿論その"みんな"には陽も含まれる。 まだ幼い葵には自らの分身が他人には見えず、実際にはそこに存在しない事が分かっていなかった為、同年代の友達のように秘密を共有したり、遊んだりする事がとても楽しかった。側から見れば虚空に話しかけているのと大差ないにも関わらず。それが原因で近所の子供達から気味悪がられてしまった葵は理由も分からず一人ぼっちになってしまう。そんな彼に寄り添ってくれるのはやはり自らの分身だけなのであった。 ③ 「自分に関わると周りを不幸にしてしまう」と思い込んでいるので、他人と積極的に関わり合う事をしない。自分の世界には自らとその分身である陽だけで良いと思っている。勉強は嫌いなわけではなくむしろ好きだが、それに関係しない休み時間や体育の時間は音楽を聴いていたり、窓辺で本を読んでいたりする事が多い。尚、あんなに好きだったプールの授業は左半身に火傷を負った年から一度も参加していない。 ④売春をしているのは一夜限りの関係であろうと自らを求めてくれている人がいるという実感を得る為であり、実際は根っからお金のためにやっているわけではない。また、12歳の夏に裏庭にある物置小屋を改造して陽と作った秘密基地でレイプ紛いのことをされており、この非合法な行為を続けるのはある意味での自傷行為なのかもしれない。 ⑤今年の夏は陽と2人で遠くの海(沖縄辺りが良いな)に行く計画をひっそりと建てている。売春で貯めた汚い金ではあるが幸い数はある。夏を好んでいる自らの分身はあのキラキラした海辺を見たらきっと喜ぶに違いないし、何より夏が嫌いな自分自身を変えるきっかけになるかもしれない。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ