タグ： さじ探索者 悪は述べる

灰田 孝一郎(はいだ こういちろう) 49歳 警部補 刑事（捜査一課所属） 職業ベース：警察官 6版 8月15日生まれ。 好きな四字熟語は「不撓不屈」。 俺は守るべきものを後ろにして絶対に諦めない、挫けない、心を折らない。 倒れるのは守るべきもんをしっかり守ったあとだ。それまでは例え血を吐こうが、足が折れようが倒れちゃならねえ。 ―灰田孝一郎とは、そういう漢である。 昇進にはあまり興味がない。警部になったら書類仕事が増えるので嫌だと思っている。 …それに、問題行動が多すぎて上層部も「コイツを上に上げたらマズイ」と思っている。能力はあるのだが。 APPからお察しの通り人相がとにかく悪い。 どのくらい悪いかと言うと、街を歩けば人が勝手に道を譲るくらいには怖い。 おかげで人から――特に、子供からは好かれない。というか泣かれる。 健二「………んだ、しかだね。親父、顔怖えから…」 ▼24歳の一人息子がいる。名前は灰田 健二。 https://charasheet.vampire-blood.net/3773734 息子とはあまり連絡を取っていないが、便りのないのは元気な証拠だろう。 俺の息子だし、まあどこかで元気でやってるだろうさ。心配はしてねえよ。アイツも俺と一緒で強いのが取り柄だからな。 灰田孝一郎は強い男である。 そんな彼がこの信念を抱くまでに辿った過程には多くの守りきれなかったもの、同胞の屍がある。 彼はそれら全てを忘れない。自分の救えなかった顔。自分のせいで不幸を歩んだ顔。自分のせいで命を落とすことになってしまった顔。 悪人、良人の線引きなく。全て、覚えている。 彼は絶対に忘れない。そして、それを覚えている限り彼は絶対に折れることはない。いや、 「折れちゃ、いけねえんだ」 守るべきものがあるとき、彼は容赦なく引き金を引く。 迷っていてはどちらも守れないとき。彼はやはり決断を下す。 片方を「見捨てる」決断を。 それは数多くの死を見てきた孝一郎が導き出した結論だ。救うと決めたものは必ず救う。そのためなら喜んでこの手を血に染めよう。鬼にもなろう。 自分が犠牲になれば両者が助かる場面でも、彼が身を差し出すことは恐らくない。 だって、自分が死んでしまっては何も守れない。そう信じているから、彼は必ず生きる。絶対に諦めない。 そして忘れない。自分が守れなかったその顔を。 ○灰田深雪(47) 　妻 大学の時に知り合った。 お互いにあまり仕事の話はしない。俺が何か黙っていても、探らずに静かに見守ってくれている。 …悪いとは思っている。 ○灰田健二(24) 　息子 俺のせがれ。 誰に似たのか、あまり活発な性格ではない。…俺か。 俺と違ってこんぴゅーたーには詳しい。現代っ子ってか。 自衛隊に行きたいと言い出した時には深雪と揃って大層驚いたもんだが、止めなかった。 その目はどこか若い頃の俺に似ていた。ああ、血は争えないのか？どうかその目が絶望に染まらないよう祈っている。 ○翡美吾郎(45)　腐れ縁（…と言うのか？） 警察を辞めて私立探偵とかいうのをやってるらしい。たまに冷やかしに行くが、いつも閑古鳥が鳴いてやがる。仕事してんのか？ 煙草の吸いすぎで先日ついに余命宣告を受けたらしい。 「もうすぐ死ぬんだから我慢することないよね」と、毎日煙草3箱吸ってるとか。ありゃ救いようのねえ馬鹿だな。 俺も人のこと言えたもんじゃねえし、最期くらいお前の好きに生きりゃいいさ。 …そう、最期くらい。何も考えず、自分の好きに生きたらいい。 ・吾郎が警察を辞めるきっかけとなった事件 俺はその場にいなかった。 聞けば、同僚が犯人に向けた銃口を奴の奥さん（翡美志水）が庇ったらしい。 どちらが正解だったのか。同僚の刑事が向けたその銃口に果たして正義はあったのか。 そんなものは俺には分からねえ。きっと誰にも分からない。 当時の俺はもしかしたら憤りを覚えたかもしれない。安易に銃口を向け、引き金を引いたその同僚の軽率さを軽蔑したかもしれない。 なあ。お互い変わっちまったな。俺もお前も信じた正義に裏切られてばかりだ。 正義って何だろうな。お前は警察を辞めて、そこで答えを見つけられたのか？ ○翡美紫翠(32) そういえばあの時の娘、今は32になるんだったか。 吾郎が「どうしてるかなあ」ってボヤいてたな。どこで何やってるんだろうな。 いい男捕まえて幸せになってりゃいいが。 イメージソング 「7th Trigger」UVERworld 通過済みシナリオ ・Polaris ・悪は述べる HO1 ・雨宿り木 通過済みKPレスシナリオ ・プシュケの牢獄 ・A_ ・メメント・モリの温室 ・命大事に ・君と一杯のカクテルを。 以下「悪は述べる HO1」秘匿バレあり 「悪は述べる」HO1 希望を捨てぬ者 俺は刑事だ。 俺の目的は「無差別殺害事件の犯人を捕らえること」だ。 なぜかは分からん。だが、この犯人だけは俺が捕まえたいと思っている。 ■2年前の無差別殺害事件について 数日間にわたり多くの被害者が出たにもかかわらず、証拠がほとんど見つかっていない。 「…妙な話だ。」 ■今回の無差別殺害事件について ・犯行は夜に行われることが多く、どの遺体もまるで絵でも描くかのように刻み込まれている。 ・昨日、2年前に起きた事件と似たような事件が発生した。 ・被害者の体に刻まれた絵は同じであり、警察署内でも2年前の事件と同じ人間の犯行であると判断している。 ・しかし、昨日起きた事件は2年前に起きた事件よりも遺体の損傷が激しいうえ、日中に起こっている。 「…模倣犯の可能性もあるが。どちらにしろ、ひとの身体を好き勝手、面白半分にめちゃくちゃにする奴を放ってはおけねえ。」 ■四条 澪（しじょう みお） 30代前半 刑事 孝一郎の部下。物怖じせず、自分の正義のために突き進むその姿勢は、孝一郎から見ても頼もしく感じる。 守るべき仲間というよりは、自分の背中を任せられる相棒のように思っている。 「四条を見てると、ある女を思い出すんだ…。いや、何、腐れ縁でな」 「何やら妙なウワサを流されてるみたいだが。…四条、また同僚に妬まれてるのか？」 ■四条 真昼（しじょう まひる） 5歳 澪が大切にしている弟だということを孝一郎は知っている。 子供によく怖がられる孝一郎は、それでも自分に懐いてくれる真昼のことをとても可愛く思っている。 「よ～しよしよし…。俺にも子供がいてなあ…ソイツがこの位の時も、そりゃ～可愛かったもんさ…」

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