タグ： 亜月式 振斗 Burger_Project

特徴:芸術的才能、俊敏 職業:ミュージシャン 職業ポイント:EDU×10+DEX×10 職業特記:パフォーマンスを行い、専門の芸術または製作に成功したら、言いくるめと説得に+10%のボーナス。ファンに対しては更に+10%のボーナス。 年収:350万円　財産:1750万円 シナリオ「誰がロックを殺すのか」HO4:貴方には音楽の才能がある。用キャラ +「真夜中のサルーテ」通過済 以下シナリオの内容に関する記述あり 御楼 慧吏沙(みろう えりざ) 24歳 女性 ベース担当のバンドマン。様々な物事をそつなく器用にこなせる方で、音楽に関しては特に優れた才能がある。その才能を活かしベース兼コーラスとしてグループに貢献している。 あまり激しい自己主張をするタイプでは無いので特別目立つ事は少ない。と言っても、自己主張が「できない」のではなく「する事に拘らない」というだけなので、自分の意見を人に伝える事は臆さない。シンプルに頭が良いのもあって、バンドメンバーへのアドバイスなんかは結構有用なものになっている、はず。そういうRPをしたい。 ミュージシャンとしては一応「イライザ」という名前で活動している(慧吏沙→エリザ→Eliza→イライザ)が、本名も普通に公表しているのでイライザは殆ど愛称みたいな扱いになってる。背丈がスラッとしている事や前述した凛とした佇まいなどから、ファンの中には彼女を「ミロ様」「エリザ様」「イライザ様」などと呼んで白馬の王子様を見たかの如く黄色い歓声をあげる層もいたりする。 ○以下「誰がロックを殺すのか」通過後追記 シナリオの内容に関する記述あり 自身に音楽の才を与えた神を殺した事で、技能値にも反映されていた才能を失う事になる。 御楼慧吏沙は、これまで自分の事を何一つ疑わずに生きていた。しかし複数日に及ぶ怒涛の経験を踏まえて、初めて自分自身を省みた。 皆みたいに、ロックになりたいと思った。ロックが大好きだから。 御楼慧吏沙の綺麗な手は、きっとこれからタコだらけになるだろう。 ↓以下、キャラシ制作時に書いた文章。=セッション前の御楼慧吏沙についての筆記。 ◇◇◇ 3歳の時両親に連れて行ってもらった花火大会を、大人になった今でも覚えている。 親が意気揚々と着せてくれた浴衣とか、口をベタベタにしてしまった綿飴とか、思い出は色々ある。ある筈なんだけど、正直それらの記憶は擦れて朧になった鉛筆の跡みたいに掠れてる。 幼い私にとっては、親に肩車をされて両手を伸ばしても届かないくらい高く、その場の何よりも自分の姿を主張していたあの花火達が、何よりも偉大で煌めいている光だった。それこそ、他の思い出の全てがどうでも良くなっちゃう程に。 小さい頃から色んな稽古事をしていたけれど、バイオリンはその時の私にとって一番楽しいレッスンだった。弓の角度や当てる力の強弱で容易く変わってしまう音色が幼心に面白かったんだと思う。 いつも通りバイオリンの練習をしていたある日、突然頭の中に声が響いた。「──力が欲しいか？」って、そんな声。驚いて辺りを見回したけど、ちょうどその時部屋にいたのは私だけ。私はその一瞬だけ、この奇妙な出来事を気の所為という事にして片付けようとしたけど、すぐに異変に気付いたからそうも行かなくなった。 ついさっきまで詰まっていた部分が、突然なんて事無いみたいにスラスラと演奏できる様になっていたから。 私は当然戸惑ったけど、その後何回かのレッスンを経て理解した。私は、あの声の主から確実に"何か"を賜ったんだ、って、そんな事を。 無理やり与えられたとも取れるけど、不思議とそれに対しての抵抗感は無かった。寧ろそれは私にとって喜ばしい秘密ですらあった。 それに出会ったのは高校1年生の時。父親伝で新しくできた友人…縁尾ラナが、私の趣味が音楽だと知って聴かせてくれた物。それこそが、当時のザ・ウィンドフォールズの最新曲。 それまでの私はあまり広くない世界に暮らしていて、クラシックなんかの丁重で優雅な曲が最も慣れ親しんだ音楽だったし、学校からの帰宅路で自分から寄り道をする事なんて無かったけれど、その曲はそんな16年間の私の全てを、バットでジェンガを横殴りしたみたいに勢いよく壊していった。 帰り道に寄ったCDショップは、今にしてみれば宝物庫だけど当時の私には未知の溜まり場で、とりあえずお目当てのザ・ウィンドフォールズのCDだけを買ってその場を後にする事にした。走って帰ったりはしなかったけれど、いつもよりドキドキしながら歩いたあの景色は今でも鮮明に思い出せる。 そうして私は帰宅して、父親に借りたイヤフォンから自分の耳へ、その音楽を流し込んだ。 その翌日にベースを始めたいと言い出した私に両親は驚いた様子だったけれど、私の想いを最大限に尊重して買い与えてもらえた事は、今でも本当に感謝している。「海外でも通用する様に」という意図で付けられた私の「Eliza」という名前は、こうしてミュージシャンとしての自分に宛てがう事で確かに活用できてると思う。 おかげで私達のバンドも少しずつ名前が売れてきた。このメンバーと共に音楽をやれる事、大好きなベースを弾ける事を…心から嬉しく思う。 御楼慧吏沙を形作る重要な性質に、他の人が策略をもって行う「長い物に巻かれる」という行為を、彼女は何の謀計も無しに行うというものがある。後光が差しているかの様な偉大な存在……そんなものに心を震わせて追従していく事、そしてその行いの是非を、御楼はほんの少しも疑っていない。自身に才能を与えた謎の存在も、若き日に聴いた魂揺さぶるロックも、そして…自らが所属するバンドのリーダーも、彼女にとってはある種絶対的な存在である。 …とはいえ、御楼にとって現在のバンドがとても大切なものである事は真実なので、余程の事がない限りメンバー達の元を離れる事は無い。そもそもそうじゃないとPLが結構困る。もし余程の事があった時は…その時はその時です。臨機応変な対応、プランB。

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