タグ： 密室のパスト

翠善 香月(すいぜん かげつ) すいぜんは垂涎 食べたくて食べたくて仕方がないから 香月はチューベローズ(月下香)から月下香の花言葉は危険な快楽 きっとその肉を血を骨をこの口で味わってしまえば至上の快楽を得られるかもしれないと脳が理解してしまっていることから 年齢は26歳 男 不倫相手との間に生まれた子供。 家庭内暴力と噂による周囲からの言葉なき重圧から、自殺しようかと家を出てさまよっている所を誘拐された。 昔から、母親に｢貴方なんて産まなきゃ良かった！！！！｣｢さっさと死んでくれればいいのに｣と言われ、僕が悪いのだとどうにか母親の機嫌をとらなきゃと能天気のフリをし続けていた。だが、19歳の時にやっと自分はなにも悪くないと気づき母親が殺す勇気がないなら自分で死のうと死に場所を探しさまよっていた。実際は、19年間という長い間自身の存在を否定され続けたが故に何かが起きた時に真っ先に自分のせいだと思い込む性格のせいで反抗するよりも自殺という手段しか思い付かなかった。 以下、秘匿含む 誘拐された時に改めて自身の死が恐怖が脳裏に過ぎった。そして、泣き虫が頭に大怪我を負ったのを何故か自身のせいだと思い込み、ろくな手当を出来なかった為罪悪感を覚えている。痛みに呻く声を聞くのが辛くて泣き虫の前では元気なフリをして励まそうとしている。ある時から泣き虫をみてると口内から唾液が溢れ、胃が空腹に鳴き、脳が“喰べたい”と訴えた。気付けば、目を見開き喉がぐるぐると鳴っていた。頭を振りかぶり思考を追い払う。泣き虫にバレていないか心臓が跳ねる。恐る恐る窺えば変わらない様子だった。 日に日に“食べたい”という欲求が高まり、このままでは駄目だと思いつつ抗えない欲に頭を悩ませた結果、目に入ったのは泣き虫の頭を撫でた時に手に残る毛髪。そっと口に含むと広がる洗髪剤の苦味と不愉快な感触。だが、それ以上に泣き虫の一部を自身に取り込んだという悦。薄汚い欲を抱いてしまっている事への罪悪感と1人取り残されてしまう恐怖を抱えている。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ