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◯葵乃氷里(あおの・ひかり)/『くるくるかくれる夏-青の声がした-』HO：幻 ・晴れ渡った日の凪いだ蒼海を思わせる長く柔らかな髪を二つ結びにし、砂浜で夜風に遊ぶ漣のようにふわふわと靡かせている。何処か無気力なようにも、凪の色合いと共に細められた双眸は、けれどもころころと感情の光を宿し、穏やかに蒼く燃える焔の色を宿す。 ・一見は感情表現が希薄な、何処か儚げな雰囲気を纏った少女。 　ただ、その実存外よく笑い、素直に感情を表に出すことが多く、儚げながらも柔らかく暖かい印象を与える。 　幼少期は感情が淡く、それらを表に出すことが下手だったが、ようやく最近は普通に表に出し、ふわりと表情をほころばせる。 ・穏やかな気質の為に聞き上手で、人の話をふわふわと楽しげに聞いていることが多い。 　だが、決して自己の意思や意見が無い弱い訳ではなく、真っ直ぐに芯の通ったものを持っている。 ・そんな、何処か儚げで文学少女然とした姿をしているが、その実、身体を動かすことを好んでいて、小学校の頃から走り高飛びをしている。 　小柄で少々体力に欠けるものの、元来身軽な身体と脚力を活かして、鮮やかにハードルを飛び越える姿は、青い髪が中空へと靡く姿は、ほんの一瞬羽が生えているようにも見える、だとか。 　それこそ、その瞬間に身体が宙へと浮かぶ浮遊感、いつもよりも遥かに近付くその青の色が何よりも好きで、そして、楽しい。 ・一時期は体力が無さから、どうしても伸び悩んだ実力と体力に苦労をしていたが、彼女と同じく身体を動かすことを好んでいた父のお陰で、身体の動きを最小限に抑え、然し思いっきり自身の実力が発揮出来るよう努力を重ねて、今に至っている。 ・また、明晰な頭脳も持ち合わせている為に、父に教えられたことと、独学で幾つもの本を読んで、エネルギー効率や身体の動かし方なども学んでおり、昨今ではかなり上達してきている。 ・然し、やはり体力がどうしても上手くつかない体質であるため、走り高飛びで全てを出し切ってしまい、時折ぺしょりと倒れていることもある。 ・実はさり気なく、歌を歌うことも好んでいる。母が歌を好いていて、幼少期からよく歌って聞かせてくれたことが影響。人前で歌うことは気恥しさゆえにほとんど無いが、時折部活終わり、ひとりの校庭で片付けをしながらハミングをすることがある。 　また、時折口ずさんでしまう、けれど名前も知らない曲がひとつだけある。それは、美しい青い炎を纏った鳥が、夜空へと飛んでいく歌。青鷺火、と呼ぶ妖怪の歌でもあるらしい。 　何故覚えているかは、自分でも分からないのだけど。きっとずっとずっと昔、何処かで聞いて。忘れられない旋律として、何とはなく覚えてしまっているのだろう。 ・また、存外オカルトや歴史も好きで、色々と本を読んだりもしている。 【特徴表】 25：鋭い洞察力 31：天気予報士 【フレーバー】 22：コスモス「乙女の真心」「少女の純潔」 貴方の行動に、皆は幼い日の自分を重ねるだろう。そこにいるだけで皆の心が温かくなり、和やかになる。 【通過シナリオ】 ・『くるくるかくれる夏─夏に隠れた赤─』 ・『くるくるかくれる夏─青の声がした─』：生還/SAN値+3,応急手当+2,目星+2,値切り+1,クトゥルフ神話技能+3

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