タグ： 救いに非ず 新約きさらぎ駅

「今回こそ、君の華麗な解決を楽しみにしているよ」 とある市で探偵業を営む女性。 大学卒業後、23歳で今の仕事を始めた。 事件が起きてもすぐには動かず、助手である耀に好きにさせている。といっても彼に危険が及ばないよう、警察には話を通している。まあそういうこともできるんでしょう。優秀な探偵なので。知らんけど。 はちゃめちゃに体力がないが筋力はある。とてつもなく足が遅いが精神力は強い。 なんだこの人。 基本冷静。耀の反応や行動を面白がっているため、彼に対してはからかうような言動をすることが多い。 自身が13歳の時、弟を失っている。彼女達には親がおらず、施設で暮らしていた。 弟は10歳になる前日、友達の家に行ったっきり帰ってこなかった。 事の真相は小児性愛の男性による誘拐、そして過度な性的暴行による殺害であった。 いなくなった当日に彩衣は警察に届けたが、「ただの家出だろう」と鼻で笑われてしまった。 失踪から3日が経ってようやく少人数での捜索が開始されたが、なかなか見つからず。 そして1週間が経過し、発見された彼はもう息をしていなかった。 息をしていない彼の前には犯人がおり、無事逮捕された。 警察によると、死後6〜7時間が経過していたとのこと。 もっと早く捜索を始めてくれていれば。いや、自分が探し出せていれば。そう思わずにはいられなかった。 それ以来警察に対しての信頼はなくなり、探偵の道を志す。 そうして大学卒業後、晴れて探偵となったその日は、弟が失踪してから10年と1日。彼の20歳の誕生日であった。 一人称はいつもと変わらず私、耀くんのことは緒波くんと呼ぶ。 口調はなんかその、探偵ぽい感じのやつ。 弟の誕生日を祝えなかったため耀の誕生日も祝いたいが、苦手と分かっているため毎年プレゼントを買い、渡せないまま部屋に貯めている。

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