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◆ベース職業 クトゥルフ2015 / ビジネスマン 職業技能P / EDU*20 →200 多少の改変をしているため、特記なし。 ◆特徴表 【1-8 幸運のお守り】 幸運のお守りを持っている。身につけている限りPOW+1。もし手放したり紛失すれば不運を招きPOW-1。POWの増減により＜幸運＞は変化するが、正気度ポイントは変化しない。 【2-2 影が薄い】 生まれつき目立たない。＜忍び歩き＞および＜隠れる＞に＋20%。 --------------------------------------------------------------------- 明るく穏やかな性格で気さくだが、どうにも影が薄く周囲に存在を忘れられがちな高校一年生。 しかし凪本人はあまり気にしていない様子である。「いつものこと」としてあっけらかんとした態度をとる。 基本的には器用で大抵はなんでもこなせるタイプだが、どちらかといえば不真面目と言える気性をしているため「やればできる」と言われがち。 楽天的なようであり、面倒だと感じた物事を先延ばしにする癖がある。課題の提出は基本遅れ気味である。 中学高校と続けて弓道部に所属しているが、大会での目立った成績はない。 割合軽薄そうな喋り方をする。KPCにはいわゆるダル絡みというものをする程度の仲であり、度々頼ったり助けあったりする。 下に妹が二人おり、一応は兄としてそれなりによく面倒をみているようだ。家族仲はそれなり。 しばしばあがり症なことがあり、手元にお守りがないと大勢の人前に立てない。 那琴高等学校へ進学してから最初の夏ごろ、呼吸器に疾患が見つかり度々通院するようになった。 その後、やがて入院が必要となり休学を余儀なくされることとなったため、一年ほど学位が遅れている。 クラスにはほどほどに馴染んでいるが、多少異質な存在であることも事実だからか、クラスメイトからは一定の距離を置かれている。 それでもクラスメイトとはそれなりに話しつつも、KPCの教室へよく遊びに行く。 ◆ 朝香凪が那琴高等学校へ進学するより前、中学生の頃。 彼はその頃から変わらず目立ったところのない男子学生であった。 個人競技である弓道であれば何か変わるかと始めてみてはいたものの、平凡と言える成績ではそれも難しかった。 それでも中学時代に三年間も弓道を続けて来たのは、とある理由があった。 大会に出ると、必ずKPCの姿があり、その射姿を目にすることができた。 実直で端正とも言えるその立ち居振る舞いは、射場へ立つ彼から視線を逸らすことを難しくさせた。 とは言え、凪には特に目立った成績もなく、学校も違う自分では会話をする機会もないだろうと思っていた。 あくる大会の日、凪は頭を抱えていた。 常日頃からお守りとして大切にしていたストラップを無くしてしまったのだ。 隠してはいるものの、しばしあがり症である凪にとっては精神安定剤とも言える、他人からするととるに足らないであろう存在が欠けてしまうことは一つの事件とも言えた。自らの手番まで時間のない中、思い当たる場所を青ざめながらしらみつぶしに探して行った。 そうして凪が途方に暮れていると、何かあったのかと聞きなれない声がした。 声の方を振り返ると、射場の外ではほとんど目にしたことのないKPCの姿がそこにはあった。 凪があっけにとられていると、困っていたのではないかともう一度言葉をかけられた。何が起きているのか。事態の飲み込めないままにお守りを探していた、と伝えると、目の前の彼はお守りの外見を聞き取ったのちに地に這いつくばる勢いで何かを探し始めた。 凪が何事かと聞くと「精神統一は大事だから」とだけ言い、凪のお守りを探してくれているようだった。 初めて言葉を交わした彼が、あまりにも射場での実直で素直な姿そのものだったことがおかしくて、緊張なんかはよそに凪は笑いをこぼしてしまった。 すると彼は不服そうに、困っているんじゃなかったのか、と言葉をかけてくるので、おかげで緊張がほぐれたのでもう大丈夫なのだと伝えて、凪はそのまま射場へと向かった。 凪の大会の成績はいつも通り。平々凡々の冴えないものであったが、初めて自分の足で立てたような感覚があった。 そのあと、凪が去った後も探し続けてくれていたようで、競技が終わってから申し訳なさそうに「間に合わなかった」と言いながらKPCがお守りを渡してきた。 「間に合ってたよ。ありがと」 凪は一言だけを返し、お守りを受け取った。 凪が覚えている限り、これがKPCと初めて言葉を交わした日であった。 高校へ進学すれば、彼も弓道を続けているかなんてわからない。進路のこともあり、凪にも弓道を続けるつもりはなかった。 しかし、家から一番近いという理由で選んだ那琴高等学校の教室へ足を踏み入れた瞬間、驚きが待っていた。 そこには、あの日自分を後押ししてくれたKPCの姿があったからだ。 例によって凪のことは覚えていなかったが、彼に取ってはそんなことは瑣末な問題であった。 今度からは、彼と射場で肩を並べられるのであれば。そうして凪は弓道部へと入部届けを提出した。 「一緒にインターハイ目指そーよ」 朝香凪に肺の疾患が見つかったのは、帰り道にこの約束をした夏休みのちょうど数日前のことだった。 --------------------------------------------------------------------- 「先生が来るまではセーフじゃん。なぜなら提出すべき先生がいないから〜…というわけで写さして？」 「え〜ん！過去問みせてよ●●えも〜ん！」 「ほら、俺ってーか弱いじゃん？だから宿題とかやると死んじゃう…」 「初めてあった時からずっと変な人だよねえ。あ、褒めてるから怒らないでね？ほんとほんと」 「やればできる子YDKの申し子は俺ってね……って誰も聞いてねえ〜」 「いっつも思うんだけど俺のことどうやって見つけてんの？やっぱ猫型ロボ？」 「彼女欲しすぎる…ショートカットの……元気そうな感じの…彼女が欲しすぎる」 「置いてかれてんじゃなくてさ、勝手に遅れちゃってんだよね」 【AF：KPCのぬいぐるみ】 これを捨てる等して手放さない限り、KPCに対する心理学、精神分析に+10の補正がかかる。

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