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鳥小屋高校、養護教諭。 常にニコニコしていて優しい先生。女子人気も高い。人が好きで、子供も好き。 元々医者になる為に医大に通っていたが、入って1年も経たずに暴行事件を起こし停学処分。 医者の道は諦め、一般大学で養護教諭の試験を受けて、そのまま先生に。 抑えられない暴力衝動に見かねた両親のすすめで学生の頃から精神科に通っていたが、まともに改善されなかったため精神科医をまともに信用していない。 美術鑑賞が趣味。休日は美術館に通いつめている。美しいものが好き。綺麗なものを眺めていると、心が落ち着いた。 人間に対してもそうだ。美しい人間が好き。美しい髪。美しい顔。美しい肌。とてもとても大好き。 壊してしまいたいと思ってしまうほどに。 大学時代に殴ったのは、付き合っていた彼女だった。綺麗な黒髪に、綺麗な肌をした、美しい女性だった。 普通に付き合っていた。でも別れ話をされた途端に、自分だけのものにしたいと思ってしまった。 美しい彼女を殴った。彼女の穢れない肌に一輪の花が咲いた。赤黒い、綺麗な、花。 綺麗で綺麗でたまらなかった。夢中だった。そこから先のことはよく覚えていない。 美しい妻を持ったこともあった。2人の子供もいた。 何がきっかけだっただろうか、彼女は首を絞めた。彼女の細く白い首に綺麗な赤いネックレスが出来た。苦しいと言っていた。 お金を払ったら、彼女は泣きながら許してくれた。今も養育費を払っている。子供には会えていない。 両親が居た。血は繋がっていないけれど、優しくて、とても素敵な両親だった。 中学生のとき初めて母親に怒られた事があった。 愛されていないのだと思って、悲しくて、辛くて、殴った。 優しい母の頬に赤黒い化粧がついた。涙を流して抱きしめてくれた。父は何も悪くないと言ってくれた。ちゃんと愛されていたみたいだ。あぁ良かった。 でも両親は死んでしまった。壊したくても、もうあの人達はいない。 こんなの間違っていたのだろうか。俺は間違っているから、皆、離れていくのだろうか。 欠陥品？欠陥品？欠陥品？欠陥品？欠陥品？欠陥品？欠陥品？欠陥品？欠陥品？欠陥品？欠陥品？ 今日もニコニコ笑ってる。 今日も素敵な子供たち。 今日も堀先生は美しい。 おはよう。皆。今日も一日頑張ろう。 ――――――――――――――――――――――― 一人称、俺。二人称、君。年上以外には基本タメ口。敬語が実は苦手だったりする。 誰にでも優しい保健室の先生。 なんか感情昂ったり、追い詰められたりすると内なる加虐心が目覚めちゃう以外は無害な先生。女子人気も高いけどあくまで教師なのでそこら辺はちゃんとしてる。 菅のこともちゃんと相手をしている。保健室に度々くるけれど、元気でいてくれたらそれでいい。 堀先生のことは結構心配してるけれど何度倒れて運ばれても元気なのでおきあがりこぼしみたいだなぁと思ってる。 あと普通に美人なので好き。この好き、は美術品としての好きに近い。 寝てる(気絶してる)とき寝顔眺めてたりする。美術品眺めてるだけですよ。ええ。 殴ってしまった彼女も元妻も両親も全員心から愛していた。人好きで愛するのも愛されるのも好きだけれど、もうどうしようもないので諦めている節がある。 鳥小屋高校も居心地がいいし、素敵な生徒と素敵な同僚もいて幸せだけれど、いつものように問題を起こして辞めることになるのかなぁ〜やだなぁ〜と思いながら過ごしてる。 ――――――――――――――――――――――― ｢おはよう皆。いいお天気だね。｣ ｢あぁ、堀先生。お体は大丈夫？｣ ｢綺麗だね、とても｣ ｢あ、あぁ…違う…違うんだ…｣ ｢君が綺麗なのがいけないんだ｣ 相棒ポケモン：ヨルノズク

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