タグ： 悪性神生物

元モデル。 人当たりがよく穏やかな性格。何処か儚げで憂いを帯びている。大学では心理学を専攻していた。 好きな食べ物は湯豆腐。趣味はプラネタリウムや水族館、海に行くこと。 生まれてからこの方何かに熱中することも必要とされることもなく、平坦で平凡な人生を歩んできた。穏やかな家庭で揉め事も無く育ち、友人と呼べる存在も、恋人がいたこともある。しかし空虚で何の面白みもない人生に、確かな焦燥感を抱いていた。 そんな行き場の無い感情を燻らせていた大学2年生のある日、街中でモデルにならないかとスカウトされる。生まれて初めて誰かに必要とされたことで歓びに似た感情に満たされ、すぐに承諾。学業と2足の草鞋の毎日は忙しかったが、空虚だった日々に比べれば何倍もマシだった。モデルとしてだけでなくドラマのエキストラの仕事もあり、誰かに必要とされること、自分のいるべき場所を見つけた彼は確かに満たされていた。 そんな中、無茶が祟ったのか体調を崩してしまう。本人は迷惑をかけてしまった、早く治さねばと気合いで一日で回復させたが、後日家に送られてきた献本は、本来眞弥が写るはずだった表紙には別のモデルが載っていた。その時、彼は気付いてしまう。所詮自分は「唯一」にはなれない、代替品の1つでしかないのだと。 程なくしてモデルを辞め、再び空虚な日々を過ごす。その中で「自殺」という考えに至るまでの時間は、そう長くなかった。 〈写真術〉→SNSに写真を掲載するため。あまり上手くは無いがそれが逆に良いとファンに好評。 〈心理学〉〈精神分析〉→大学で専攻していた。 〈水泳〉→泳ぐ、というより潜ることが好き。無音の世界で何も考えないでいいから。 〈生物学〉〈天文学〉〈博物学〉→一人でぼんやりと時間を過ごせるためプラネタリウムや水族館、並び博物館によく行く。恋人と来たこともある。 ♪シンデレラグレイ/米津玄師

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