タグ： すずくれ

ハイテクおじいちゃん紳士。普段から和装で過ごしている。 町医者として長らく神藤医院の院長を務めていたが、60歳を機に息子にその座を譲り、今は副院長として半隠居の身。週一回しか勤務していない。 元々新しい物が好きで、カルテの電子化やオンライン診療予約等にもいち早く取り組んでいた。自由時間が増えてからはインターネットにさらにのめりこみ、医院HPを魔改造したり、他のHPの脆弱性を暴いて遊んでいる。自作のセキュリティソフトを配布することもある。 人体と同じと考えると、ワクチンを作るにはまずウイルスの分析から、ということでコンピュータウイルスの勉強を始める。ディアゴ〇ティーニの週刊「コンピュータウイルスを作る」を購読。雑誌は2号で廃刊となったが、ハッカーとセキュリティの戦いの歴史にのめりこみ独学で研究を続けた結果、気づけば医学よりコンピュータの値が高くなってしまった。 基本的にはちょっとお茶目なだけで真面目で倫理観もあるおじいちゃんだが、降りかかる火の粉はまず自分で払うべきだし、そのための力は必要だと考えている。 特にインターネット犯罪についてはある種の競技のようなものだと思っている節があり、社会的な評価はともかく、個人的には悪だとは思っていない。ハッカーがいるからセキュリティは進化できるし、更にそれをかいくぐる新しいハッキング手法も生まれる。そうやって切磋琢磨してきたから現在があるのだ。というかそもそもハッカーってかっこいいよね。 旧友に空手の師範がおり、20年以上そこの道場に通っていたらいつの間にか師範代にされていた。正直そんなに才能がないことは自覚しているのでちょっと荷が重い。 スマホ二台持ち。ソシャゲもたしなむ。一方で盆栽という古風な趣味も持っている。 同居家族は妻の明子とトイプードルのメイ。愛妻家であり愛犬家。散歩は原則匡孝の仕事。他に長女と長男と次男がいるが、全員別々に暮らしている。家族仲は良好で、よく孫が遊びに来る。 一か月ほど電子∞感染の後遺症に苦しみ、半ば廃人と化した。今はようやくかつての日常に戻ったところ。 渇きのまほろばに行って、金髪のかわいい娘ができた。

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