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『心がないのね。まるでお人形さんみたい』 「その言葉を『嫌い』だと思うボクでも、やっぱり心がないのでしょうか」 「さようなら。あなたにどんな『こころ』を感じたのか、ボクはもう忘れてしまいましたが」 『遺書屋』 届人：ルリ 『本名』 唐綿 瑠璃 トウワタ ルリ 一人称：ボク 二人称：キミ・あなた 好きなもの：言葉(人の心)・本 嫌いなもの：人形・家族 瑠璃唐綿 ブルースターの花言葉 「幸福な愛」「信じあう心」 *** 昔から感情が希薄だった為「お人形さん」と揶揄われてきた ある日人間の強い『感情』に触れる瞬間、一番自分の『感情』が微かに動かされることに気付いた それからは様々な文献を読み漁り、様々な『感情』に触れてきた しかし、どれも自分の心を大きく動かすには至らなかった そんなある日、HO2により何不自由なかったはずの日常が奪われる その瞬間 自らの両親の事切れる瞬間 『感情』が動くのを感じてしまった その『感情』がどんな名前だったのかまではわからない ただ、自分に『こころ』を生んでくれたHO2に対して、何よりも一番に口から出た言葉は 「ボクにもっとたくさん、キミの『殺す』を見せてください」 ボクはキミのそばで、この胸に浮かんだ『言葉』の意味を知りたくなったのです *** 【『遺書』に対して】 あくまで『遺書』に描かれる様々な感情の吐露に興味があるだけなので、その人の人生そのものには興味がない 彼の中で『遺書』とは「人生の最期の強い想いを綴る本」と変わらない感覚であり、しかし『遺書』という形を取るために人間の『死』は絶対である 故に『死』自体はあくまで『遺書』を作成する為の過程であり、作業でしかない (一度だけ遺体に対して興味を持ち「お前たちこそ物言わぬ人形のようだ」と思ったことがあるが、これは両親の遺体に対しての一度だけである) 遺書とは死があって成立する為、彼の中で『手紙』と『遺書』には明確な差がある 故に、貧弱な自分では『手紙』は作れても『遺書』は作れないと自覚しており、時に自虐もする 彼は遺書を採点する 採点方法は『どれほど自分の心が動かされたか』であるが、その内容についてはHO2には伝えていない(判定結果「気に入った」「微妙」などは伝えている) 現状彼自身が自分で自覚して『感情が動いている』と思っているのは遺書を読んでいる時だけだが、少なくともHO2の側では『楽しそうに』過ごしている。 *** 【技能】 《医者》参照 医者の家庭で育ったため、多少の医療知識は残っている。 医療知識のある人間に殺されたくない、怖いので。 【2015特徴表】 《愛書家》 あらゆるジャンルの蔵書を持っている。 〈図書館〉に＋20％。 さらに図書館に出かけていなくても、自宅の書庫で〈図書館〉ロールが可能となる。

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