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一人称:俺 二人称:君、お前 加齢ルールより　EDU+1 【特徴表】 6ー7 不屈の精神力　気絶しても、次の各ラウンドの最初に［CON*2］ロールを行う。成功なら治療を受けずとも自分から目覚めて、そのラウンドから再び行動が可能である。 【性格】 面倒見が良く、苦労を被る事が多いタイプの人間。多方面に気を配ってはいるものの自分の事にも目を向けてしまうために精神的に不安定とまでにはいかないが少しぐらつきがある。 面倒は見るものの怒らないという事をできないのでいずれ堪忍袋の緒が切れてひどく怒ってしまい反省する。精神的に脆くはないが強くもなれない人間らしい性質を持つ。 妻と子を大切にしていた過去をずっとずっと、引きずっている、しかし昼にもらった約束も大切にしている。どっちも大切で捨てがたい記憶として彼の中にある。 【経歴】 10歳の時に家族揃って事故に遭っており、夢生と妹だけが生き残った。夢生の状態は比較的軽症で事故から2日後に意識が回復した。 しかし妹の方が酷く広範囲に傷を負っており意識も戻ることはなかった。夢生の意識が戻って一週間後、彼に看取られて妹も亡くなった。 その後警察の捜査が入ったものの夢生に捜査の顛末を聞かされることはなかった。誰からの謝罪もなく、引き取ってくれた母方の祖母と祖父は事故の話をすると口を閉ざしてしまった。こっそり見つからないよう隠れて、事故の資料を探して高1の時に見つけた。事故の顛末は「一家無理心中を図った故意の事故」であった。この時に運転していたのは母親であり、母が犯人であったのだと知る。父方が来なかった理由も母方の祖母と祖父が引き取った理由にも合点がいった。祖母達は罪悪感から自分を引き取ったのだと父方はきっと母親と生きた自分を恨んでいるのだと。しかし祖母達は自分を愛してくれた。その優しさが、その愛が痛かった。逃げたかった。弁当を食べ切れず、行事には来ないでくれと告げ、いつの日からか、愛を貰うことができなくなっていた。だから逃げる口実を作るために陸上自衛隊を目指した。「あの事故から助けてくれた人みたいに自分も誰かを助けたい」と嘘をついて。 妻と出会ったのは高一の時、弁当を捨てようとして捨てれずどうしたもんかと悩んでいた時に出会った。 (どうして仲良くなったのは芙蓉ちゃんと話して決めたいです) 防衛学校入学後、メキメキと力をつけて合間合間で妻とデートをしたりしなかったりしつつ陸上自衛隊になった。忙しさから婚姻届しか出せなかったが指輪は自分の給料から出して買った。命懸けの仕事が多くなるけど絶対帰ってくることを誓って仕事に向かっていた。子供ができた事には凄く喜び、育休を取ろうと上司に直談判して休暇をもぎ取ることを約束させたくらいには喜んでいた。 そうして家に帰り、あの惨状を見た。 カーペットに横たわる妻を染めあげた赤、子宮の代わりに入れられた受話器に塗りたくられた赤。 声が出なかった、吸い込んだ空気は鉄錆の味がして。 　 . . . . 「ああ、また」 と憎らしげに脳が理解した。 大切だと思っていた者の死を何度も見た。指を切ったあいつもいなくなった。 残ったものは子供達だけ。それだけでまだ、生きれるのだとわかる。 理不尽は神が決めた事なら、苦しめるだけ苦しめて俺を殺したいのなら殺されてやる。だからせめて最期くらいあの子達を俺に護らせろ。 【探偵事務所に来てから】 入所時は非常に目つきが鋭く、やややつれ気味である。また自分から率先して仲良くしていこうなんて気持ちにもなれないために気まずい空気が定期的に流れていたと思う。 数年経ってだいぶ昔寄りの穏やかめの空気に戻ったために苦労人気質が出てきているのかもね。 マリヤとカエデには定期的にキツいお灸を据えようとして成功したり失敗したりなど。 自分のことになると途端に全部雑な状態になってしまうので部屋が汚いし、掃除をしようとしても途中でやる気を無くしてしまう。机の引き出しは開けても更に鍵のかかった箱がある。その中にアルバムや写真、指輪、精神安定剤や睡眠薬がある。一冊だけある絵本は、昔紬のために買ったもので捨てれないで置いてある。 他の人の料理を食べる分には問題はないが自分の料理当番時他の人のは作るけど自分の分はコンビニで済ませている。アイスとかケーキを買うタイミングも自分が当番時が多いかもしれない。 ロケットペンダントに何も入っていないのは大切な人が既にこの世にいない事を自覚するために入れていない。 【技能】 【キック】【マーシャルアーツ】【回避】【拳銃】困っている人を助けるよりは妻と子を守るために、自分が生きて帰るために強くなったと思う。 【登攀】高校時代高いところから落ちたら死ねるかなって思って登っていた時がある。 【水泳】水難事故での死が一番死体で出会った時に嫌な状態になると知っているためにがむしゃらで身につけた。 イメージソング 「畢生よ」花譜 「死にたい夜にかぎって」アイナ・ジ・エンド 「はなはだしい災難は別にして、善悪いずれの場合にも、重大なのはその人にどんなできごとが起こったかということより、 その人がそのできごとをどう受け止めたか、つまり、さまざまな観点から見たその人の感受の仕方や度合いである。」 アルトゥル・ショーペンハウアーより引用

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