タグ： おむつわーるど 私が都市伝説課…ってコト！？

小さい頃から｢いらない子｣として育ってきた。 口を開けば喋るなと叩かれ、親と目を合わせればこっちを見るなと蹴られた。 ご飯も与えられた事は少なく、2週間半を水だけで乗り切ったこともある。ご飯を貰えたとしても1食だけ。それも親が食べた残飯や、パンが1枚など、栄養失調まっしぐらだった。 毎日親の怒鳴り声を聞いた。毎日、親から暴力を振るわれた。お前がいるから不幸になった、お前がいるから人生が狂った、お前なんて産まなければ良かった。それが、父親の口癖だった。 母には、私がお腹にできた頃に逃げられたらしい。 幼い頃に両親を失い、頼れるのが母(父の彼女)だけだった。しかし母はそんな父とは遊びで、他にも男がいたらしい。その為子供が出来たらもう用済み、生活費や教育費が掛かるから子持ちはいらないと捨てられた。 父は狂おしい程に母を愛していたみたいだった。しかし、私のせいで母から捨てられた、つまり父にとって私は疫病神なのだ。 母も、そんなになるなら私を生まなければ良かったのに。 いつも｢お前｣で名前なんて呼ばれたことない。抱きしめられたことも、微笑んでもらったこともない。 言われるのは｢早く死ね｣。 父が私を愛していないのは明確だった。 父は、私が赤ん坊の頃1度私を殺そうとした。 近所の人にバレてしまったらしい。そこで施設に預ければ良かったのだが、周りの目を気にしたのか父はそれをしなかった。 自分が殺人犯になってしまう、そう気づいたのか私が自然に死ぬか、自殺するまで私を手元に置いていた。 まぁ、そのせいで地獄の日々が始まるのだが。 私は毎日生死を彷徨っていた。でも、図太かったのか死ねなかった。死んだ方が楽になれたかもしれないのに。 でも、そんな私にも希望と呼べるものがあった。 それは市役所役員の人が癒えに来てくれた時。その時だけは、父も私に暴力を振るわなかったし、穏やかに過ごせた。 まぁ、その一日だけなんだけど。 ある日、父がおかしくなった。理由はわからなかったけど、今までとは比べ物にならないくらい乱暴になり、もっと酷いことをされた。 小学生ながら、カラダを売らされそうになったこともあった。 それをやっと大人も気づいたのか、私は施設へと引き取られることになった。 でも私の左目には虐待の消えない痕がある。これがある限り、私は父から離れることは出来ないんだろうなと思う。 一生、父の呪いを抱えて生きていくんだろうなって。 私も将来を考えないといけない年になった。 小さい時から、夢は決まっていた。それは私を救ってくれた市役所役員になること。 私の意識をはっきりさせてくれた、あの人の役に立つこと。 一度生死を彷徨ったことがあるんだ、今更死ぬのも怖くない。あの人の、役に立てるのならば。 運が良いことに、私は"向こう側"と縁があるらしい。最初は気持ち悪いと思っていたけど、でも、これを使えば…？ 私の、この不思議な体質を使えばあの人に褒めてもらえるかも！ 救われた命、先輩の為に使いますね。だからどうか、先輩は私のことは気にせずやりたいことができますように。 お傍で、サポートして、あなたの為に死ぬのが私の幸せですから。 本名： 暗夜 愛幸(あんや あき) 誕生日：9月21日 イメソン 「あの世行きのバスに乗ってさらば」 「-ERROR」 4:『動物に嫌われる』……動物に嫌われる。威嚇される+50 2:『影が薄い』……忍び歩きと隠れるに+10

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