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クトゥルフ PC作成ツール
淼黙
ID:3883672
MD:60f9c1685e7f23bb6a3b61ea0dcdde3f
淼黙
タグ:
ロスト
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
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SAN
現在SAN値
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(不定領域:
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技能
職業P
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(うち追加分:
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興味P
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(うち追加分:
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
淼黙(ミャオモウ)※作った人間が中国語に疎いので読み方が違うかもしれません。 ▼概要 静かな水害があった日に生まれたので淼(海や湖が果てしなく広い)黙と名付けられた。娼館の人には小淼(シャオミャオ)や淼淼(ミャオミャオ)と呼ばれている。 淼黙の隣の部屋にある日入ることとなった汪玉思(ワン・ユースー)に海の話、外の世界の話、玉思の生まれ育った村の話を聴き、外に出たいと思うようになる。 しかし4年前、玉思が身請けされる日に淼黙に 「私、やっとここから出られるのね。よかった。ここで死んじゃうなんて真っ平御免だもの」 と言ったことで「ああ玉思は器量がいいし、利発だし、溌剌としているから身請けされるんだ。自分は一生ここから出れないのだろうなあ。そもそも最初は旦那は自分を身請けしてくれると言っていたんだ。そうとう、自分には魅力がないのだろうなあ」と思い知って自殺を試みる。 幸い命は助かった。 その後阿片に蝕まれて痩せ細っていったが、阿片で愉快になっているため欲しかった明るさは手に入れた。 娼館から出ないため特に足が痩せ細っており、歩くのに痛みを伴うが阿片で愉快になっているのでヘッチャラである。 ▼身体状況など 阿片で愉快になっているのでヘッチャラと記載したが、阿片はダウナー系なのでどちらかといえば落ち着き、多幸感を得るタイプ。愉快と言うよりは穏やかで感覚が鈍麻していると言った方が正しい。 また、恒常的に阿片を摂取しているため、呼吸抑制や錯乱、せん妄なども多く見られる。眠気やめまい、顔面紅潮なども多く発症している。また、離脱症状や退薬症状で彼に顕著に現れるのは嘔吐や散瞳、落涙、呼吸促進などひと目でわかる症状であることが多い。不安などの症状は抑えることが難しい。 現状、慢性的な中毒・耐性状態であるため意志の著しい低下、高等感情の低下、食欲・性欲の低下などが見られる。高等感情の低下に伴い、倫理・道徳・芸術などへの反応は酷く薄い。代わりに情動(原子情動・基本情動)は優位であり、ホメオタシス、個の存続、種の存続については一定の反応を示す。 仕事は仕事としてなんとかこなしている(ホメオタシスと種の存続が噛み合わさっているため)が、それ以外の自発的な行動は必要最低限のみ行う。意志の決定も他者任せであることが多く、話し合いにも消極的である。 しかしながら、外の世界への憧れだけは強く持ち続けている。 ▼技能について 芸術(恋文) └客に出す情熱的な恋文をしたためる技能。特に効果はないが甘い言葉が沢山綴られている。 精神分析(物理) └セッするヤツ。 組み付き └セッするヤツ。 生物学 └セッするヤツ。 薬学 └阿片スパスパするヤツ。 ▼クソ長SS 淼黙は遊郭で生まれた。 父親は客、母親は娼妓というありふれた生まれだった。母親が堕胎を選ばず、産まれてくることができたのは父親が金を払ったからだ。引き取るつもりはなかったが、娼妓とはいえ愛した女に堕胎を迫る気概のない男だった。 毎週決まった日にこの顔を見に会いに来るよと誓った父親は母親が難産で死ねば忘れたように足を遠ざけた。 楼主はさて困ったことになった、赤子ひとり残して母親も父親も遠くへいっちまった。あかんぼなんて育てる金なんざ俺ァ持っていねえようとおっかあに泣き付いたが、やはりこういうことは女の方が肝が座っている。おっかあは娼館の男と女とそれ以外を掻き集めて、こう言った。 「ここにいるのはアタシが集めたいい女、いい男、いい娼妓しかいない。あんたらを見込んで頼みがある。難産で死んじまったあの子の忘れ形見のこの赤ん坊のことさ。父親はとんずらこきやがっていやしねえ、ここのおっとうも腰の引けたなまっちろい事ばっかりいいやがる。アタシらはあの子にたいそう苦労をかけたじゃないか。アンタは贔屓の客に乱暴されたときに助けられただろう。アンタはあの子に娼妓のイロハを教わった。アタシだってあの子が汗水垂らして働いた金で随分楽をさせてもらったさ。だからあの子の忘れ形見のこの子はここで育てようと思う。金も生まねえクソしか出させねえ、夜泣きだってして商売に支障が出るだろう。それでもアタシはこの子をそこいらの野良犬の餌になんかしたくはないのさ。みんな、協力してくれるかい」 おっかあのその言葉に反対するものは誰もいなかった。 赤ん坊は淼黙と名付けられ、スクスク育ち、客を取って金を産むようになった。 客を取り始めてしばらく経って、淼黙の隣の部屋には汪玉思という女の子が入った。彼女は辺鄙な村の生まれで、幼い頃に奉公に出されたが、そこに旦那が彼女にちょっかいをかけるようになった。それが奥様にバレて、お前が誘惑したんだろうと怒髪天をつき、この娼館に端金で売られてきたのだ。 彼女はよく喋り、気立てがよく、美しく聡明だった。 凍えるような美貌をくちゃりと歪めて、鼻にシワを作って笑うのがいっとう愛らしかった。 歳の近い淼黙と汪玉思は、次第に恋へと落ちていった。 「ねえ小淼、あたし、いつでも最高のものが欲しいの。妥協なんてしたくないわ」 「玉思女士はさすが、言うことが違うね」 「からかわないで」 淼黙が汪玉思と話すとき、教養のある女性への敬称をつけて呼ぶのがお決まりだった。決して小姐とは呼ばなかった。 「だからね、あたし、あなたと外へ行きたい。生まれた村は嫌よ。そうね、都会か……うん、海の見える街がいいわ。そこで大きなお家を買ってあなたと暮らすの。素敵でしょう」 彼女はよくこうして外への憧憬を語った。外へ行ったらなにがしたい?なにを買う?どんなお洋服を着る?なんて、淼黙はそとのことがちっとも分からなくていつも曖昧に答えたのだ。 しかし、彼女があまりに熱を込めて語るものだから、話す内容がいつも淼黙との未来のものだから、淼黙は次第に本当に外に行くことがとっても素敵なことなんだろうと思い始めた。淼黙は海を見たことがない。彼女の語る、朝露に濡れた稲穂の頭も、雨に濡れて寝ている犬も、隣のおじさんの洗濯物も、いつもお裾分けをしてくれるお姉さんの部屋着も、見たことがない。淼黙は生まれてこの方、この娼館から出たことがないからだ。歩けば歩くだけ筋肉がつく、日に当たれば白皙に陰りが指す、重いものを持てば指は節榑立ち、傷つけばそれだけ皮膚が硬くなる。身体を売るのには外に出るという行為は損しかなかった。けれど、彼女の語る外の素晴らしさ、自由の心地よさ、解放という言葉を叫びながら野原を駆け回り、自分のお金で林檎を買うことが、とても素晴らしく思えてきた。いつしか淼黙は、彼女の外の話を聞くのが楽しみで仕方がなくなった。 恋仲に落ちて2年が経ったある冬の日、汪玉思は「淼黙、あたし外に出ることになったの」と告白してきた。 外出が許されたのかと思えば違う、彼女は身請けされるというのだ。 「ねえ、誰だと思う?あたしを身請けする人」 分からなくて首を振ると、汪玉思の赤い唇から零れてきたのは思いもよらない名前だった。その男は、淼黙の客だ。 「ああ、よかった。あたし、ここで死んじゃうなんて真っ平御免。やっとここから出られるのね、ねえ、小淼、お祝いしましょう」 彼女は淼黙の両手を握って微笑みかけ、その顔に喜びがないと気付くと眉頭を寄せて悲しい顔を作った。 「ごめんなさい、小淼。でも大丈夫よ、あたし、あなたを身請けできるようにたくさん働くわ。それまで待っていてね」 彼女はしとしとと雨が降っている日の紫陽花のように言うが、淼黙にはそれが嘘だとはっきりと分かった。なぜだかは分からないが、そのとき、確実に嘘だと、淼黙は思ったのだ。 そうして、こう考えた。 ああ玉思は器量がいいし、利発だし、溌剌としているから身請けされるんだ。自分は一生ここから出れないのだろうなあ。そもそも最初は旦那は自分を身請けしてくれると言っていたんだ。そうとう、自分には魅力がないのだろうなあ。 実際は違う。男は淼黙を身請けしようと本気で考えていた。しかし、汪玉思の部屋に入る度、彼女が酷く物憂げな、月の光のような顔で「あたし、一生外に出られないのね。ねえ、あたし、もう一回でいいから海が見たいわ。描いて見せてくださる?」 などと言っていたので、彼女に絆された。 淼黙よりも先にこの子を身請けしよう。そうして、また金が溜まったら淼黙も身請けしよう。この子達は仲が良いから、家でもふたりでいたいだろう。そう思ったのだ。汪玉思もそれに賛同していた。彼と自分なら、淼黙を幸せにしてやることができる。3人で暮らそうじゃあないか。そう思っていた。 淼黙は外への憧れは客の前では決して口にしなかった。客の話を聞き、愛の言葉を囁き慰めるだけで、自分の話は一切しなかった。だから男は、汪玉思がさぞ辛い思いをしているのだと思って先に彼女を身請けすることにしたのだ。 だがそんなことは淼黙は知らない。 彼女は綺麗な着物を着てサッサと出ていってしまった。出ていく日、彼女はきらきらと目を輝かせて空を見ていて、1度も淼黙の部屋の方を見なかった。 愛している女に嘘をつかれたと腑抜けになった男になんて、興味を持たないような素振りで。 淼黙が自殺を試みたのはその半年後の話だ。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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