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HO:ピノキオ 初期記憶のカケラ【基本00.最終戦争】 暗示【人形】 《木偶人形ピノキオ》 台詞例： 「私はカイ」 「ただの通りすがりの木偶人形さ」 「君達が決めればいい、私はそれに従うから」 「私はみんなの行く道に従うよ。」 「ここで何が起こったのか、私は知っている。…なにもかも無くなったのさ」 「」 一話目 赤ずきんは食われた友達を想い、涙を流していた。 こんな世界で誰かを想って涙を流せること、それは酷く綺麗で、でも同時に酷く残酷なことにも思えた。 なにかを喪くす痛みは、誰かを想う痛みは、フィルになにをもたらすのだろう。 二話目 愛に狂う男を見た。何百体と廃棄された××××を見た。 それでもメイエルは彼を愛していたらしい。 捨てられたロケットとそれを大事そうにいつまでも握りしめて離さない片腕に何を想えばいいのだろう。 きっと…メイエルにしかわからないんだろうな。 培養液に包まれた死体は安らかに目を閉じ、眠っている。 生まれ落ちたことは、自我があることは果たしてほんとに幸福なんだろうか。 フィルは、あんなことがあったのにいつも誰かに優しい。 あんなに痛い思いをしているのに、どうしてまだ笑えるのだろう。 私にはわからない。

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