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クトゥルフ PC作成ツール
井野皐月
ID:3892459
MD:d3713fd5792538553d0b20f85c700671
井野皐月
タグ:
いの
さつき
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
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幸運
知識
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SAN
現在SAN値
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(不定領域:
)
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非表示
簡易表示
通常表示
技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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簡易表示
通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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通常表示
<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
とにかく目立たない男の子 影が薄いとかじゃなくて、あまりに平凡すぎるが故に目立たない。成績も運動も外見も全部普通。無害だが利益もない。 だが、彼は剣道の世界では有名人だった。良くも悪くも。 10年前 この試合に勝てば初めての大会での優勝が決まる。絶対に勝ちたい、そんな想いからいつもより竹刀を握りしめる手には力が籠っていたかもしれない。心臓はうるさいのに、視界はやけにクリアで、相手の動きがスローモーションに見えた。相手に生まれた一瞬の隙、それを見逃さずに相手の面に竹刀を打ち込んだ。相手は勢いのままに倒れ、瞬間に旗が上がった。会場は静まり返り、俺もまた息を呑むことしか出来なかった。だが、背中に聞こえた母の喜ぶ声で自分は勝利したのだと、優勝したのだと理解した。忙しなく大会は終わりへと進み、両手には重たいトロフィーが乗せられる。母に見せれば潤んでいた瞳からはついに涙が零れた。 剣道は、父の形見でもあった。覚えていないが、母の話によるとまだ赤ん坊の頃に生前父が使っていた竹刀を抱き枕にして眠っていたらしい。そして立つようになり、試しに竹刀を握らせてみると大いに喜んだ、と。だから剣道を習うのは必然だったのだ。 父は特別有名な人ではなかったが、とかく人望に厚い人だったらしい。母はそんな父を『朝のような人』と例えた。堂々としていて、皆に愛されて。彼が笑えば皆が笑う。夜を晴らす朝陽だった。最初はよく分からなかったが、家にある写真を見ているうちに母の言うことは本当なのだろうと思った。同時に、憧れた。父のようになりたい。そう言った俺に母は涙ぐみながら「貴方ならなれる」と言ってくれた。 初めての大会で初めて優勝した。その喜びに親子共々浸りながら帰路につく。その途中、ふと母が足を止めた。誰かから電話が来たらしい。繋いでいた手を離されて、手持ち無沙汰になった右手はトロフィーに添えておいた。母はいつもよりワントーン高い声で電話の相手に応える、はずだった。小さな悲鳴のあと、母親は低い声で会話を交わす。子供ながらに、何かあったのだと気づいた。先程までの喜びは何処へやら。胸には不安や心配ばかりが巣食う。電話を終えた母はしばらく放心していた。控えめに袖を引っ張ると、無理矢理に笑って突然俺を抱きしめた。「大丈夫、大丈夫だからね」その言葉はきっと俺にではなく自分に向けられていたのだろう。 母に手を引かれて向かった先は病院だった。泣いている女の人がいて、母がそれに駆け寄って何度も頭を下げた。だから俺も同じように頭を下げてみたけど、なんで謝っているのか分からないまま。泣いている女の人は静かに怒りを示した後、俺の方をキッと睨んだ。怖かった。とても、とても怖かった。 家に帰ったあと、母が出来るだけ柔らかい言葉で起こったことを教えてくれた。 決勝で戦った男の子が脳震盪を起こしてそのまま亡くなってしまったこと。後ろ向きに倒れ後頭部を打ったことがきっかけだったこと。母は俺のせいではない、事故だと言っていたけど頷くことは出来なかった。 『ひとごろし』 翌日からそんな言葉がよく聞こえるようになった。「人殺し」と書けるらしい。黒板に下手くそな字で書かれているのを見て知った。母親にそれを言うと転校の手続きがすぐに行われた。引越しの最中、母親が控えめに聞いてきた。 「……剣道、どうする?」 父の形見を持つ母の手は震えていた。求められている答えは分かっていた。 「習い事としてはもうやらないけど、辞めはしないよ」 受け取る手が震えないように、ぐっと力を込めた。 嘘にならないよう、家の庭で毎日竹刀を握り練習をした。母は嬉しそうにそれを見ている。それを見て安堵する。果たして、何のために剣道をしているのだろう。人を殺した罪も償わず逃げてばかり。挙句人を殺した道具を今も大切に握りしめている。どうしたらいいんだろう。 そんな疑問や不安は、糸色世司の存在によって晴らされていた。彼が支えてくれるから、彼を守るために頑張ろう。きっともう、俺は父のような人にはなれないけど、それでも朝に生きていける人になりたい。心からそう願って生きている。
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歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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「クトゥルフ神話TRPG」は
ケイオシアム社
の著作物です。
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