タグ： ざいちか 033

由緒正しき武士の家系らしく、今は道場を経営しており彼はそこの師範である。流派は神道無念流。芹沢家の嫡男たる彼は幼い頃からこの道場を継ぐべく、剣道を学び、剣道に励み、剣道に命を削ぎ、竹刀を手にしない日は今までもこれからも恐らく無い。かと言って学業を疎かにしていたなんてこともなく学業成績は上々。まさに文武両道といったところである。 剣道も師範としての立ち振る舞いも父から叩き込まれた。父を崇拝してやまないため、父からの教育に時折苛烈なものもあったが特段疑問を抱いたことはない。教育の賜物。 当の本人の性格はというと父そっくりの厳粛で冷静に思える。冷徹とまではいかないもののやはり人間離れしていてどこか近寄り難い印象かもしれない。周りが知っているかどうかはさておき本当は情には厚い人間である。怪我人が出れば進んで手当てし、その後も調子はどうかと声をかけるくらいである。妻である撫子の前では口元の綻んでいるのをよく見掛けることだろう。 彼の功績は神童と呼ばれるに相応しく、全国大会へは毎度必ず出場し個人戦はほぼ優勝を記録。団体戦であっても上位に入るのは当然。欠場などまず有り得ない。とまぁ成績優秀故に就業期間の短縮が適用され、最年少記録を次々塗り替えていき齢29という若さで七段を習得という快挙を成す。前代未聞とマスコミが大きく取り上げ、世間も相当沸いた。かつてこれほどまでに剣道が注目を集めることがあっただろうか。 <妻:撫子について> 齢27。薙刀を扱う名家の次女。薙刀の腕は当然ながら一流。現在四段を所持。性格は穏やか。それでいて明るく自然と人が集まってくるような素質がある。 【通過シナリオ】 ・エメラルドの激情 ＝＝＝＝＝ネタバレ注意＝＝＝＝＝ 【AF】 ・英雄の証 気がつくと手に握っていた緑色の硝子の破片。これを持っていると KPC にとどめをさした技能(剣道)を一度だけ自動成功にすることが出来る。一度使うと硝子の破片は割れてしまってもう使えない。 怪物を殺すのはいつだって英雄である。

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