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菊水 万里（きくすい　ばんり）。 東京大学の大学4年生。剣道部所属。 東京大学教育学部比較教育社会学コース（http://www.p.u-tokyo.ac.jp/de/c2）。 ●技能 2010の大学時代の技能の教育系より。 応急手当、信用、心理学、精神分析、説得、図書館、日本語、英語、ほかの言語（任意） ●設定 性格は基本を落ち着いていて、穏やかだが、キレると怖い。 でも、まあ基本はキレない。 たぶん努力してない人に自分の努力をバカにされると最大限にキレる。静かにキレる。 （ここらへんはPLができるかわからないので臨機応変に……） 努力家。 するべきことを決めたら、自分のペースで地道に頑張るタイプ。 人に優しい。人のことはその人のためになることなら助ける派。 友達は多いか少ないかと言えば、少ないタイプ。狭く深く。 信用できる人としか友達にならない。 名前は四字熟語の「積水成淵」と「万里一空」より。 ①積水成淵 小さいものでも、数が多くなれば大きな力になるということ。 または、努力を積み重ねていけば願いを叶えることが出来るということ。 ②万里一空 1つの目標を見据え、怠けずに努力を続けること。 ●通過シナリオ １、こゝろ ２、化物になりたかった人 -------------------------------------------- ※※※※こゝろ　ネタバレ※※※※ ■HO2「先生を知る者」 職業:大学生(22歳の大学四年生固定) 必須技能:日本刀 君は東京大学の剣道部に所属している大学四年生だ。 君には先生という師匠がいる。剣道も彼から教わった。 ☆NPCとの関係 ・先生 本名は『小宮　金之助』。30歳前後 本人曰くあだ名が『先生』との事で、何となく君もそう呼んでいる。 教職ではないようだ。 君は先生を師匠のように慕っている。剣道も彼から教わった。 穏やかな性格。しかし、近寄りがたい雰囲気を醸し出してる。 最初あなたにも心を開いていなかっただろう。 先生との出会い等はPLが自由に考えて良い。 ☆PC作成について ・常に竹刀を持ち歩いている ダメージ：スタン+DB ☆HO2補足情報 ・約一か月前に先生が引っ越したことを君は知っている。 ・引っ越し先がかなり田舎のようで電波が入らないようで、この一か月先生と連絡が取れていない。 ●「先生」との関係性（PLの妄想） 子どもの頃は引っ込み思案で、自身が無くて、いつも一人で遊んでいるような子だった。 一人で外に出たとある日に、家の庭で竹刀を振っている先生を見つけて、時間を見つけてはその練習風景を眺めに行っていた。 竹刀を振る姿はかっこいいなと思ったし、強いと思った。 だから、剣道を教えてほしいと熱心に頼みに行って、先生に剣道を教えてもらえるようになった。 そこからは、いろいろ先生に教えてもらって、先生を慕うようになる。 性格の穏やかさも違いはあれど、先生から引き継いでるんだと思う。 ●AF 「■の刀」（Kの刀） 見覚えのある街につく。君は久々の家に帰宅する。 ポストを覗くと一通の分厚い手紙が投函されている。 送り主は“先生”だ。君は直感的に感じる。この手紙は先生の遺書だ、と。 『先生の遺書』 遺書の前半部分は彼の人生が綴られていた。 彼は幼い時に両親を亡くした。両親の遺産を親族達に騙し取られた。 それ以降彼は人間不信になってしまったようだ。 こんにちは、先日は葬儀に来てくださりありがとうございました。 実際に葬儀に来てくれたかは分かりませんが、あなたは私の頼みであれば快く応じる人なのできっと来てくれたのでしょう。 もっと早くあなたに出会っていれば、もっと早くあなたを深く信用できていたら、このようにならなかったのかもしれません。 何もない私なので、あのようなものを魅入ってしまったのでしょう。 私は先日罪を犯しました。親友を殺してしまったのです。 こんな私は生きていてはならない、そう思いました。 死ぬ決心をしました。 死ぬのは正直怖い。こんな事を言う権利は勿論私にはありません。 私は死ぬ前にたった1人で良いから、他（ひと）を信用して死にたいと思っていました。 あなたはそのたった一人になれますか。なってくれますか。 …素直にこの言葉をあなたに告げていれば、あなたはうなずいてくれたでしょう。 おそらく、最後会うときの私はあなたに感謝も、あなたに対して抱く気持ちも伝えないと思います。頑固な師匠ですみません。 ですが今更こんな事を嘆いても仕方ないのです。 仕方ないのですが嘆いてしまうのです。それが人間というものなのでしょう。 記憶してください、私はこのように生きてきたのです。 ああ、どうかあなたの未来がこれから先幸せなものであると願っております。 ありがとうございました。さようなら、お元気で。 身勝手だと思いますが、この願いをあなたは叶えてくれること、そしてあなたが私のようにならない事を祈ります。 彼の刀を握りしめる。あなたの師匠はもうこの世にいない。 あなたはそんな日常を謳歌していくのだろう。

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