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PC2HO 私は元警官である。知人の有本宗人ﾑﾈﾋﾄ(当時15歳、高校一年生)が2015年9月に行方不明になった。 捜査をしていくうちに、有本と同時期に行方不明者がいることが分かった。その少し前に、怪しい探偵事務所が出来た。 その所長が事件に深く関わっていると睨んだ私は、調査をしようとするも直属の上司(越中幹二)に止められる。 私は警察に限界を感じ退職。経歴を隠し1週間前に色瀬探偵事務所に入所する。 しかし、なかなか隙を見せない所長の身辺を調査することに難航している。 [キャラクター] 水満 蛸子が警察官になろうとしたきっかけは実に単純なものだ。それは二度と同じ過ちを繰り返さないためである。中学の頃から身長の事で散々からかわれ、言い返すも軽くあしらわれる始末。幸い世間で言う「いじめ」だとは私は感じなかった。 だがある日、そんな光景を見かねた一人の同級生が放課後に声をかけてきた。震えた手を差し伸べて来て「大丈夫？」と聞いてきたのだ。元々他人と距離を置いていた私は、この少年がなぜ自分から厄介ごとに首を突っ込んでくるのか困惑した。わからな過ぎてあの時水満は笑ってしまった。「あなた変わり者ね…でもありがとう。」あの時の私は確かに救いを感じた。そう、あの時だけは。 少年が私に話しかける様になってからいじめの対象が変わったのだ。自分達の意にそぐわない少年を対象にしたのだ。 しかしそのことを私は知らなかった。狡猾にも他生徒や先生の目に付かない所でいじめをしていたらしく、少年も私にそのことを話してはくれなかった。私としては言ってほしかったが、もう今となっては遅いことだ。 日に日に少年は学校を休むようになり、最終的には卒業式も休みそれと同時に何処かに引っ越してしまった。それから少年がどうなったかは分からない。何処かで上手くやっていることを祈るしかない。 私は自責の念に駆られた。「もっとうまくやっていれば」「気付いてあげられれば」そう思わない日は無かった。 それから私は二度と同じ過ちを繰り返さないために、誰かを守れる職業を探した結果、警察の交渉人を目指すことになる。 何とかして勉強し、体力作りをして手に入れたキャリア。これからは自分が助ける側だと、そう息巻いていたが現実はそううまく行かなかった。表向きでは女性の社会進出と活躍と唱っておきながら、署内での女性軽視、セクハラ行為、そして何より交渉人としての仕事がない。普段は心理学、行動科学、犯罪学に関するレポート提出。それと上司にお茶を淹れること。 職務に疲弊していたある日、河川敷で夕日を眺めていると、とある少年と出会う。その少年は泣いていた______。 ◦水満 蛸子(ﾐﾅﾐﾂ ｼｮｳｺ)：元県警所属の交渉人。どこか達感した様子のサバサバ女子。 好きな物：義理、アイスクリーム、甘いコーヒー 嫌いな物：警察 #5AFF19　ライムグリーン 5/23「ア・ピースフルワールド」：生還　探偵業に本腰を入れるようになる。 人生は悪意に満ちたものかもしれないが、どんな人間のうちにも一片の善意は潜んでいるものだ。

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