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Rory・J・Williams(ローリー・J・ウィリアムス　正確にはRory・John・Williams(ローリー・ジョン・ウィリアムス)) 元々は片田舎で小さな診療所をやっていた。が、何となく患者を診たり何となく本を書いているうちにその道では有名な人物となっていたらしく、戦争時に軍医として参加し功績を収めたことをきっかけに準男爵の称号を持つこととなった。 現在は、以前と変わらず片田舎の土地を治めつつ暇な時があれば診療所を開いている。街の人や、使用人には分け隔てなく接し、患者さんにも好印象。 けれど、その裏の顔を知っているのは直接の使用人のPC2だけ。 にこにこと患者さんに笑いかける彼を見てPC2は呆れているかもしれない。が、主人は気にしていない。 【裏の顔について】 彼の本業というか本当の趣味は医療などではない。 解剖学である。 人間というのは、簡単に死んでしまうのに簡単に直すことだってできてしまう。それがとても面白い。 痛めつけて殴って蹴って死ぬ直前までいっても自分が手を施せばまた動き出す。それがとても面白い。 かと言って腹を割いて中を見てもきちんと処理を施せば元通りに直せるのだ。それがとっても、面白い。(これは直らないほうが多いが。) だからこそ、その根源となっている心臓を見るのが一番好き。体の中の大きな体積を占めているわけでもないのにあれが身体を動かすポンプとなっているというのは実に不思議で面白い。皮と骨の上からその脈打ちを感じるのも好きだが一番は生で見ることですよね♪ もちろん、人を殺したりなんてしない。 用済みと融通してもらったものや野ウサギなんかで我慢している。心臓見えるぐらいまで開いちゃったらいくら何でも元には戻せないと思うので。 (そこまで開かないだけで人体実験をしないとは言っていない。) しかし、その解剖によって彼の書の筆が進んだり医学に精通するようになったのは事実なので悲しいところ。 この知識がなければ今頃野垂れ死んでいると思いますし。 PC2が最近屋敷の運営費が足りないんですよ～なんて言おうものなら彼に手伝ってもらって新しい本を出す。 そうしてそのお金で今日も生きていく。本人は罪悪感は、全く持ってない。 【蛇足：彼の趣味が悪化したきっかけ(というか過去)】 元々PCの両親は医者(ヤブ)だった。平民の中ではかなり信頼を置かれていた。料金も安く面倒見も良い。ただ、資格を持たないヤブ医者なだけで。 けれど、その知識も庶民療法で適当なものだし、それなりに危ない治療もしていた。誰もそれを咎めることは無かった。 そんな両親に何も知らないPCは憧れを抱いていた。 いつか、両親のようになるというのがPCの夢だった。 ある日、家で飼っていた猫が病に倒れ伏した。両親は楽にしてあげようと言ったが、それをPCは許せなかった。誰だって救ってきた両親が諦める姿なんて信じたくなかった。だから、どうにかして。直そうとして。直そうとして。 しんだ。 どれだけ手を尽くしてもぐちゃぐちゃに壊れていく可愛かった猫を温度を失っていく猫をそれを。 どうしようもなく。愛おしく思った。 その生物としての特徴を失っていくそれを、とても愛おしく美しく思った。 その様子を見てしまった両親は恐れおののき、PCを家に捨て置き、遠くの地へ移り住もうとその日の夜家を飛び出した。長期の旅行に出るという名目の書置きを残して。 ...雨が降る夜中に、土砂崩れが起きたのは偶然か必然か。 それからPCは医学(解剖学)の道に進み、小さな診療所を開いて細々とやっている。 爵位を貰っても本を出しても、小さい頃から彼のやっていることは何も変わらないのだ。 準男爵　 世襲爵位の中では最下位の爵位である。家柄ではなく英国に貢献した「功績」を顕彰する称号であるため、貴族でなく爵位を持った平民である。 ◆職業技能 《信用（初期値55）》《説得》《ショットガン》《乗馬》 《芸術（任意）》《個人的な関心の技能3 つ》 従者の名前はリアムくん(何て呼ぶか決めておくこと)

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