タグ： オカルト部 歴史専攻

九蛇龍嵐恩高校の一年生。いわゆる歴女。亡き父の研究内容がビクトリア朝であったのと、少しでもいいから父と声を通わせたいという思いから専攻はビクトリア朝の風俗(特に上流階級で流行した交霊術について)。 十年前の母の再婚を切っ掛けに母和恵とその再婚相手二俣尾から容姿を理由に虐待を受け続け、体中にタバコによる根性焼きの痛ましい傷跡が残っている。その虐待のせいで音に過剰に反応する。また暴力の醜さを誰よりも知っているため暴力的な行為はおろか言動にも嫌悪感を覚える。度重なる自殺未遂により右半身付随。病院に連れていってもらえないので応急手当が高い。タバコや包丁といった凶器がいつ自身を襲うか分からないためによくそういったものを隠していた。また両親にいつ暴行を加えられるか分からないためキョロキョロと周囲を観察しているたので目星もそこそこ高い。両親から身を護るためによく父の保険金により数十も増設された部屋にしばしば隠れていた。 歴史学者であった父の影響で歴史に幼少期から興味を抱いていたが、シヌオの書庫を受け継ぎ、父を忘れぬために浴びるように専門書を読んでいるため図書館、歴史技能が高い。また、オカルトに嵌った切っ掛けもまた父の蔵書の一つであるコナンドイルの「妖精の到来」に収録されているあの有名なコティングリー妖精事件のあの神秘的な写真との出会いが原因だった。この出会いを境に虐待、和恵の浮気、そしてそれを理由とした尊敬する父詩奴夫（シヌオ）の自殺といった苛酷な現実から目を逸らすためにオカルトの世界に沈潜していくのであった。 また、父がシェイクスピアを愛読していたこともあり、作中に屡登場する毒物に関心を持ち、薬学を少しかじっている。 現在は、高校に近い父の姉である三子の自宅に下宿し、幸せな生活を送っている。

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