タグ： 誰がロックを殺すのか

<HO3> あなたは他メンバーの誰よりも「ザ・ウィンドフォールズ」の熱狂的なファンである。 幼い頃から（またはザ・ウィンドフォールズの結成時から）ずっと応援してきた。 「BLUE STAR:tice」のベース担当。ベース以外にサブのボーカルやコーラスも担当する。 演奏中は目をカッ開いてステージを縦横無尽に駆け回り、髪を振り乱しながら暴れるように一心不乱にベースを奏でる。初見の観客は何かに取り憑かれているのでは、とドン引きすることもあるが、ファンの間では彼の演奏スタイルは最早ライブの見所のひとつとなっている。演奏中の表情も大変に怖いが演奏が終わったあとに見せる笑顔とのギャップに魅了されるファンも少なくないとか。 片目が隠れるほどの長髪に三白眼、色白で少々痩せぎすのその見た目から近寄り難い人物だと誤解を招きやすいが、本性は至って善良でどちらかというと自己主張が控えめ、所謂陰キャと呼ばれるタイプの人種。 幼い頃に「ザ・ウィンドフォールズ」の音楽に魅了され、ずっと聴き続けている。かつてはファンのひとりにすぎなかったが、彼らの曲を覚えては歌ったり、バイトで買った安物の楽器で演奏を真似てみたりを繰り返しているうちに、自分も彼らのような素晴らしい音楽を奏でられるようになりたいという思いが強くなっていった。 しかし、陰キャゆえに彼には自らバンドメンバーを集める勇気がなく、高校卒業後の進路はひとまず進学を選ぶが、音楽を拗らせていた時期が長く勉学を疎かにしてしまったため1年浪人。その後、大学在学中に大悟・秀明の誘いで現在のバンドへと加入した。 アマチュアバンドとしてある一定の成績を残せてはいるものの、プロのミュージシャンを目指すか就職して安定した人生を送るかを決めきれずに迷い続けている。大学を卒業する時点では踏ん切りをつけられず、結果としてモラトリアムを延長するために大学院へ進学した。浪人したことを含めて、音楽活動をすることについて家族に対して後ろめたい気持ちを持ち続けている。 音楽こそが彼にとって一番居心地の良い場所であり、それを続けることこそが彼にとって最も良い選択なのかもしれないが、自身の勇気の無さからその決断を下すことが出来ていない。 元々「ザ・ウィンドフォールズ」の演奏をコピーするところから彼の音楽は始まったため、本業こそベーシストではあるがギターも人に聴かせられるレベルでは演奏が出来、また作詞や作曲についても多少の心得があるため他メンバーと共同で曲を作ることがある。ただ自分の役割はあくまでベーシストであり、バンドの顔であるギターボーカルや世界観を構築する作詞作曲、自分は全くの門外漢であるドラムス・キーボードについて他メンバーの実力は自分の遥か上であると非常に強いリスペクトをしているため、ベース以外の分野で必要以上にしゃしゃり出ようとすることはない。 人間としては自分が話すよりも先に相手の話を聞いてから喋るタイプ。自己主張は控えめだが自分の考えはしっかりと持っており、必要だと思ったら自ら意見を発することもある。ただしそれが出来るだけの勇気が湧いたら、の話だが。 メンバーのことは陰キャで人付き合いが苦手な自分でも本音で話せる大切な存在だと思っている。 (外見と演奏スタイルの)モデルは、UNISON SQUARE GARDENの田淵智也さん。

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