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鹿野　喜助/ロクヤ　キスケ 殺害人数；裁判で判明したのは16名、事実上は24名 ～以下、所持品の手記より～ 　孤児院育ちで両親が居ない為、高校生で一人暮らしをしていた。その出自が原因か、自分自身の根暗が原因か不良に目を付けられサンドバッグにされる。流石にもうこれは正当防衛だろうと思い、初めてバイトをしてコツコツ貯金を溜め、アングラな手段も模索しファイティングナイフを購入。 　主犯格を殺し、死体を隠蔽するも、意外と良い家の坊ちゃんだったために結構な大事に。仕方ないので電気事故に見せかけ、家から出ることのできない様に細工したうえで放火。復讐が恐ろしいため正当防衛だと思う。(判明：4名　事実上：4名) 　ただまだ納得していない親戚がいたので、車に細工をし一家丸ごと崖の下に落とす。念のために確認したがいい感じに燃えていた。金に物言わせて復讐されるのが怖いので正当防衛だと思う。(判明：5名　事実上：5名) 　流石に同じ家系ばかり狙いすぎると面倒なので暫く潜伏。頂いたお金で肉体改造、太りまくり髪伸ばしまくり。程よく別人になったら次の親戚の家に移動。今度はほぼ何も食べず監視して動けるように痩せる。 　あとは殺して遺体を処分。金に甘えて人付き合いの少ない独り身だったので下水道で、ホームセンターで買ったハンマーを使い骨を完全に砕き、ファイティングナイフで切り刻んで適当にばらまく。こういう無害を語る奴が怖い。自分もそうだし。だから正当防衛。(判明：0名　事実上：1名) 　ついでにいじめに加担した不良二人は運のいいことに一般家庭、庶民と言える。だが二人ともどうやら自分が下手人と考えているようなので正当防衛をする。 　片方は父親が都合よく浮気していたので、駆け落ちに見せかけその浮気相手も同様に殺害。下水道で前みたいに骨ごとミンチにしてネズミに与える。母親が人間不信になり不良に辛く当たり始め、家出したので丁度良く正当防衛。失踪扱いになった。あとなんか母親も自殺した。(判明：1名　事実上：4名) 　今度は自殺も殺害方法に組み込んでみるのも良いかもしれない。 　全員殺すと面倒なので最後の一人は出資者がかなり力を入れていると評判の自殺サイトに顔付きで家族全員登録し、その後予定されているキャンプイベントの招待券を渡した。今回の主催者がかなり過激な人物なので逃げ出すことは難しいだろう。念のため確認したが建物も練炭自殺用に改築されているらしく、綺麗に正当防衛ができた。(判明：0名　事実上：4名) ～以下、逮捕時の事件状況～ 　資産家である老夫婦はナイフにより殺害されており、また警備員も軽重傷者11名、死者4名となっている。ナイフだけではなく電線を用いた感電死も確認された。(判明：6名　事実上：6名) ED.墜落──かいぶつたちの帰る場所

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