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【キャラクター作成】 ミュージシャン(2015ベース)で作成。 職業ポイント：EDU*10+DEX*10 職業技能：言いくるめ、聞き耳、芸術(歌唱、何かの楽器技能)、製作(作詞、作曲)、説得、心理学、値切り、他の技能(英語) ※職業技能はミュージシャンのものでなくて構わないが、全員必ず技能〈芸術（担当の楽器演奏）〉を50%以上取得すること。なお、このシナリオにおいて〈芸術（ギター）〉と〈芸術（ボーカル）〉は、どちらも〈芸術（ギターボーカル）〉として扱ってもよい。 ○ギターボーカル（必須技能〈芸術（ギターボーカル）50%以上） 【特記】 パフォーマンスを行い、専門の<芸術>または＜製作＞に成功したら、＜言いくるめ＞＜説得＞に+10%のボーナス。 ファンの場合はさらに+10%のボーナス。 【特徴】 3-8　信頼のおける人　 探索者は自分の家族や友人などの仲間を見捨てたり粗末にしたりせず、可能なかぎり助けようとする人間だ。その評判が今後も続くかぎり、任意のコミュニケーション系技能3つに、それぞれ＋10%。 6-4　実は生きていた　 生き残るすべに長けている。死からの生還(〝クトゥルフ神話TRPG〟64ページ)のチャンスが通常の次ラウンドではなく、5ラウンド以内に伸びる。 【キャラクター】 芸名：烈(瓜って名前が可愛くてロックバンドには程遠いと思ったので…) 一人称：俺 二人称：お前、(苗字)呼び捨て 好きなもの：アウトドア、ハンバーグ(ただしにんじんは嫌い)、シュークリーム、リンゴの皮むき 苦手なもの：アスパラ 家族構成：父、母、姉(故) 家：独り暮らし 誕生日：2/17 カラーコード： 花：木瓜 ロックバンド「EVOL ZEAL」のギターボーカル兼リーダー。 ライブMCも結構するタイプ。多分メイン。 バンドの創設を提案してきた中学時代の同級生の誘いに乗って、脱サラし夢を追うことにした。 特にこれといった特徴もない平々凡々の人間。そこそこ明るくてノリが良くてマジメ。 心配を掛けないようにとよく笑う。笑ってごまかすこともする。 中学生のころに7歳差の姉・唐木 冬(とうのき ふゆ)にロックの魅力を語られ興味を惹かれ、 「ザ・ウィンドフォールズ」を知りロックに魅せられてからずっと心の中ではロックバンドを組んでみたい、自分もロックに触れたいと思っていた。 しかし現実的に考えて、人脈も無ければ運も無い子供な自分には、 ロックバンドでメジャーデビューを目指すなんてことは、夢のまた夢だった。 自分から苦難の道を歩むことなど、子どもながらにできなくて、一歩を踏み出すことが出来なかった。 大学は上京したため、独り暮らしを始めた。 大学では軽音楽部に入っていた。夢が諦めきれなかったから。しかし、あまり真面目に活動をする部活ではなかったため、 文化祭のたびに即席で組んだチームで短い期間間に合わせで練習し、披露するなんてことが毎度だった。 どれだけ一生懸命曲を選んでも、コンセプトを伝えても、こんなことがしたいあんなことがしたいと言っても、練習しても。 その熱情が即席のメンバーに届く事はなくて、ずっともどかしかった。 そうして胸の中にくすぶった思いを抱えたまま、大人になった。 義務教育を終え、大学を卒業して、社会人になった。大人になってしまった。 中の下ぐらいの下請け会社の営業に就職して3年。 「俺は何がしたかったんだっけ」なんて考えながら、帰宅途中の駅前で歌うインディーズバンドマンたちを横目に見て通り過ぎる日々だった。 あれだけ毎日イヤホンから自分の脳髄を揺らしたロックは、いつの間にか遠い記憶として喧噪の中に消えようとしていた。 数多のサラリーマンの道を歩く夜の足音だけが、この耳には聞こえていた。 そんな中で銀郭 法子から突然一本の電話があった。 職場の追い込み残業中。独り休憩室で、買ってからしばらく経ってしまったしぼんだシュークリームを食べていた時だった。 懐かしい名前が表示されていて、驚いたものだ。 まあ、その後彼がした話にもっと驚かされるんだけど。 天爾 遥は、ライブハウスで出会った。 失望したような眼をしていて、なんというか、笑顔にしてあげたくなったから。 姉のようにすれば、彼はロックに救われるのではないかと思ったから。 【シナリオ事前準備】 それぞれに個人単位で音楽雑誌のインタビューを受けたという風に以下の質問を送る。 PCがその質問に対して何と答えたか回答してもらう。一言二言で構わない。 1.いつ頃から音楽を始めましたか。きっかけは何ですか。 「中学の頃なので、たしか…13歳とかですかね。 家族にロックの魅力を教えてもらって。それで同級生ともバンドの話題で盛り上がったりしてましたね。 まあ、その頃はただの憧れって感じで、家族のギターを借りてちょくちょく練習してたぐらいだったんですけどね(笑)」 2.担当楽器へのこだわりは何かありますか。 「楽器へのこだわり…初めに触れたのがギターだったので、そのままここまで来ちゃいました。 ただ、それだけだと流石にマズいのでちゃんと答えますね(笑) 俺、レスポールを中学の時からずっと使ってるんですけど、あのちょっと古めかしい感じに憧れたんですよね。 あの形からあんなに力強い音が出るのかって感動して…うん、やっぱりレスポールの形と音、好きだな～」 3.あなたにとってメンバーとは。 「俺にとってメンバーは、同じ熱を共有してくれる仲間です。同じ志でいてくれるってやっぱありがたいですよ。 わりと俺たち年齢層高めでデビューしたのにまだまだ元気ですね(笑)」 4.あなたにとって「ロック」とはなんですか。 「"共振"です。 今まで俺たちが感じてきた燻る心や不安、期待や喜び、そういう等身大の感情を全部音に乗せて吐き出したら、 きっと誰かは共感してくれると思うんですよ。たぶん…100人に一人ぐらいは。 馬鹿みたいに必死に歌って、叫んだら、それが伝わって色んな人の熱情になるんですよね。 だから俺は、俺たちの曲を聞いてくれる人の心を揺さぶって離れない、そんな音楽を目指しています。 そして、俺たちの音楽を聴く皆の背中を押してあげられるような熱の共振、それが"ロック"です。」 ――――――――――――― 【シナリオ後】 1.これからの活動についてどう考えていますか。 「これからも進化し続けるバンドとして、躍進していきたいです。 これまで歩いてきた道は俺たちの糧にはなるけど、戻るための道にはならない。 俺たちは止まってなんかいられないんです。 進み続けますよ。ずっと。」 2.他メンバーたちに伝えたいことはありますか。 「最悪も、最高も、どこにも吐き出せない気持ちも、全部形にして皆の心を振るわせることが出来るのが俺たちだ。 これからもそういうEVOL ZEALでいような、と伝えたいです。 もちろん、ロックを通じて(笑)」 3.あなたにとって「ロック」とはなんですか。 「"共振"ですね。 馬鹿みたいに我武者羅に歌って、走り続けて、俺たちの中の振動を皆に伝えたい。 …って、前も言ったことあるんですけど、もうずっと変わってないですね(笑) どれだけ苦しいことがあっても、俺はきっと止まれないし、ロックから目を背ける事なんてできないです。 ロックに繋げてもらったいろんな絆が今の俺を作ってるから。 この根っこは揺らがないな。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【不定】 【経験シナリオ】 「誰がロックを殺すのか」--- 全員生還 KP：天蓋さん PL：ネイビー/唐木 瓜、らいでう/銀郭 法子、ゆめみ/郡同 彩人、ろんど/天爾 遥 https://iachara.com/char/1418906/view https://charasheet.vampire-blood.net/3932197 https://charasheet.vampire-blood.net/3931635 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■HO1 あなたには仲の良かった姉（妹、従姉妹、叔母など、女性の親族ならなんでも構わない）がいた。 彼女もあなた同様にロックが好きで、いつも笑顔を絶やさない明るい女性だった。 しかし、彼女は去年35歳の若さでこの世を去った（死因は任意）。未だにあなたの心の傷は癒えていない。 あなたは、姉（※）が大切にしていた「黒い石のペンダント」を形見として所持している。姉（※）からは、"音響石"というとても珍しい石でできているということを聞いている。闇のように黒いが表面は虹のようにキラリと輝くとても美しい石である。裏には「0801」と文字が彫ってある。 （仲の良かったNPCとの続柄を決めてKPに伝えること） （音響石についてインターネット等で調べたとしても、それらしいものは何もヒットしない） ■姉について 名前：唐木 冬(とうのき ふゆ) 没時七歳差の姉。いつも笑顔で快活で、人を元気にさせてくれる姉が大好きだった。 ロックに興味を持つきっかけをくれたおおきなひと。自分にギターを教えてくれたひとでもある。 姉が、自分の18歳の誕生日に買ってくれた真っ赤なギターを今も手放せずにいる。 死んでしまったのは突然だった。 自動車が信号無視で歩道に突っ込んできた交通事故。まあ、よくある話だった。自分たちのライブを見に来る途中だったって話だ。 両親は気を使ったのかわからないけど、ライブが終わった頃合いで連絡を寄越した。 メンバーにはろくに説明せず、「今日は打ち上げパス。帰るわ！」とだけ笑顔で言ってから、急いで病院に向かった。 向かうまでの事はあまり覚えていないけれど、病室に着いたころには姉は青白い顔で意識をなくしていて、いつもの笑顔なんてどこにもなかった。 姉の右腕の骨はすっかり折れていた。この右手は、ギターを抱えて弦をはじくための手なのに。 悔しくて、悲しくて、仕方がなかった。 そのまま、一度も目を覚ますことなく姉は数時間後に命を落とした。 姉は、本当に良い人だった。隣を歩いていた子どもを咄嗟に庇ったらしい。 どんな状況だったのかは詳しく聞けていないけれど、姉の葬儀の時に子どもがしきりに俯いていたのをよく覚えている。 事故を起こした運転手には慰謝料を差し出されたようだったが、父も母も受け取らず、ただ泣いていた。自分もだ。 当然だった。 金なんかで帰っては来ないのだ。命は、そんな薄っぺらい茶封筒一枚では推し量れないぐらい尊くて、あまりにも軽い。 無名のロックスターが初めて死んだ日を、一年経った今でも鮮明に覚えている。

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