タグ： よつや みれい

➴⡱あらゆる戦闘技能に+10➴⡱ 肆谷海莉は警察官である。刑事部 捜査第一課に所属しており、日々減らない事件に慌ただしく街を走り回っている。昔から犯罪を犯す人間が心底大嫌いで、警察に身を置く人間ながら忌まわしき犯罪者を私自身の、この手で殺してやらなければ…。という強迫観念にいつの間にか囚われていた。 ➴⡱強迫観念について➴⡱ 完全に自覚したのは中学3年生の時。きっかけは近所で起きた殺人事件。家に帰宅するとすぐ側にはブルーシート、KEEP_OUTの文字が書かれた警告色のテープ、そして大量のパトカーから降りてくる警察と騒がしい野次馬。彼女の帰宅に気づいた隣に住む女が告げたのは、仲が良く周りからは理想だと言われていた三人家族が殺された、なんて話。その瞬間に溢れ出た、どうしようもない殺意。呼吸が荒くなり、動悸が激しくなっていく。犯人を、殺したい。自分なんかにも優しく話しかけてくれた優しい夫婦、自分なんかに懐いて笑顔を向けてくれた可愛くてまだ幼い娘さん。そんな三人が、どうして殺されなければならない？ 何故、何故、何故。どうしても、私が、そんな頭のイカれた奴を______________殺してやりたい。 隣に立っていた女に声をかけられて、ハッとする。今自分は何を考えていた？自分の手には、筆箱から取り出した、今日美術の授業で使った、自分の彫刻刀。自分の顔を、心配そうに、しかし恐怖の色を浮かべて覗き込む女を後目に家へと駆け込んだ。それからと言うもの、度々人が傷つけられている場面を見る機会が何度もあった。学校の教室で、街中で、ニュースで。その度にどうしても殺意が現れた。それをバレないように、必死に必死に押し込める。時には自分の身体を傷つけてでも押さえ込んだ。故に自分の腕にはリストカットとそれ程変わらない傷が沢山できた。こんなこと、誰にも話せない。話せるわけが無い。人殺しが嫌いなのに、その人殺しをしたくなってしまうなんて。外部に漏らせる訳のないそれを抱えて、どんどん傷が増えていく自分の周りからは、気づけば人は消えていた。しかしそんなことは気にならなかった。寧ろ、いつか傷つけてしまうかもしれないという恐怖から解放された。 寂しい。そんな気持ちには知らないフリをして。 ➴⡱夢について➴⡱ 幼い頃から何度も同じ夢を見ている。それは知らない人から「自分を殺してほしい」と頼まれる夢。大人になってもその夢は変わらず見ており、警察官になって初めて持った拳銃の感触や重さと夢に出てくるそれが全く同じであることに気味悪さを感じている。夢の中で自分はその人間を殺さなければいけないと強迫観念に囚われている為か、稀に腕から血を流して起床することも。あの悩みの種である人物は、誰なのだろうか。 ➴⡱普段の肆谷海莉➴⡱ 明るくもなく暗くもない性格で、物事への好き嫌いがハッキリしている。丁寧な話し方で、誰に対しても敬語。犯罪を無くしたい一心と、殺人を犯す人間が許せない思いから捜査第一課を希望し、無事所属に至る。捜査第一課は戦闘力ももちろん求められる。その為筋トレ等様々なメニューを熟し体力、筋肉をつけた。同期や先輩など他の警察官からも精神的、肉体的に強い女と認識されている。しかし精神面は周りが思っているほど強くはない。爬虫類と虫が少し苦手で、その瞬間だけは女の子らしい一面も出す。 ➴⡱裏について➴⡱ ここまでは表の彼女である。裏では彼女は公安警察として動いている。NOBODY事件についての詳しい話を聞かされ、どんな手を使ってでも解決すると決意した。それと同時にそんな事件を起こしている人間を絶対に許さない。殺してやりたいとも思っており、犯人を突き止めた暁には自分の殺意を抑えられるか、不安を抱いている。 同期の入間とは仲が良く、彼女自身同期の中で一番信頼を置いている人間である。彼の前では度々敬語が外れてしまうこともあり、一番素を見せている人間が彼である。休憩がてらカフェを共にすることが多い。自分なんかを気にかけてくれる彼を尊敬しており、敬愛している。呼び方は入間さん。事件が終わったあとは晃さんと呼んでいる。何だかんだで晃さんに恋していたんだと晃莉くんの名前を考える際に気づいた。兄心だったことは残念だが、それでも彼が自分に愛情を注いでくれたことに違いないので満足しているし幸せだと感じている。 ➴⡱家庭環境➴⡱ 彼女は幼少期の記憶が無い。具体的には10歳より以前の記憶が無い。それ故に親が本当の親なのかがわからず、かなり他人行儀になってしまっている。この記憶がない件に関しては、信頼している入間にだけは話しており、入間もそれを知ってからはよく気をつかってくれているが、彼女自身は親の話題を出されてもあまり気にしていない。 新しく家族に晃莉を迎え入れた。子供の相手は得意ではないのでまだまだ手探りではあるが、少しずつ愛情を注いでいこうと思っている。このまま人間らしく生きてほしい、幸せになってほしいと願っている。 ➴⡱友好関係➴⡱ 現在は入間以外に素を見せられる関係はいない。自分の暗い部分は隠しているため程よく人とは接するが、それ以上には進まない、進めない。同期でもそれは同じで、入間以外とは全員が一定の距離感を保っている。 ➴⡱細かなプロフィール➴⡱ 肆谷海莉　26歳　女 誕生日　4/22 誕生花　カリフォルニアポピー 　花言葉　私を拒絶しないでください 身長　160cm　体重　51kg 好き/嫌いな食べ物　アップルパイ/辛すぎる物 好き/嫌いな飲み物　ハーブティー/苦い物 趣味　読書と鍛錬、晃莉くんと遊ぶ 「初めまして、肆谷海莉と申します。」 「おはようございます、入間さん。今日もよろしくお願いします。」 「もう休憩ですか？…まぁいいです。じゃあいつもの彼処、行こう？」 「今日もあの夢…。あの人は本当に誰なんだろう…」 「はぁ、はぁ…！殺したい、殺したい、殺したい…！だめ、殺しちゃだめ、殺したい、殺す、彼奴を殺す、だめ、殺しちゃ、だめｯ…！はぁ、ﾊｯ、ころ、しちゃ……だめ…ｯ…」

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