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【小金丸 隆之介】 歳の離れた引きこもりの兄と、優しい父母を家族に持った少年。兄のことは物心ついた時から怖い人だと思っており、家を荒らしたっきり精神病院に入退院を繰り返している。兄が篭もりがちになった理由を詳しく知る訳では無いが、幼い頃に兄に突き飛ばされた事で棚に頭をぶつけ、頭上から落ちてきたランプによって顔半分に大きな傷を負ってしまった。手術により、顔を縫ったあとがよく見ると今も薄ら残っている。中学になると父母が離婚し、父親に引き取られた、それ以来母と兄の事は知らない。知ってもいい事がないと父親に言い聞かされ続けて来た。家庭環境が複雑な事もあり、周囲に心を開かない子供ながら、自分を守るための自尊心は高く、それが更に周囲との亀裂を及ぼしてしまった。 だが、小学2年生の頃に、病弱な一人の少年と同級生となり、友人が居ないもの同士、部屋でできる遊びを片っ端からやっては楽しんでいた。基本的にお互いの相性が良く、小金丸が幾ら己を自尊しても、必要以上に肯定したり、否定したりしなかったことから、自然と相手に懐くようになった。 兄の事も有り、反面教師として、自ら学校を休んだりすることは一切なかったが、友人が居ないことからゲームに熱中しており、そのゲーム機を少年の元へ持っていったりしては、また遊んでいた。内気というよりは捻くれ者で、外交的というよりは自信家だった。何をするにも先ず自分は出来ると言う思想から、決して覆らない頑固さを持ってして、その頭の硬さが自分を追い詰めることも屡ある。 少年と同じ学校に行くためにもう勉強したり、手術になったら同級生の手を借りて千羽鶴を折ったりと健気な部分もある。元々、肌が荒れやすく弱い血筋により、そばかすがあったり、ニキビが出来やすかったり、その上目も細く他人には外見で良い印象を持たれないが、性格はそんなに悪いやつではない。 ただ、そういう経緯もあり、親友と呼べるのが一人だからこそ、時折不安になったり、面倒臭い発言をしてしまう事も有る。 美人に嫉妬することは無いが、ひっそりと周囲に進められたスキンケア等を使ってみたりしている。効果はさほど見られないので頭を傾げているが、元々の肌質から治りにくいものなので仕方ないかと振り切っている。案外他人の意見は小一時間ほど考えて取り入れてみるタイプだが、気恥しいので無論隠している。 現在は大学生であり、デバッカーのバイトをやっている。将来はあまり決まっていないが、デバッカーの仕事はかなり向いている方。何度も繰り返しゲームをして、バグに目をつけて、そのバグについて知識を取り入れることもあり、バイト先の方では好印象を持たれているが、バイト生というのもあって、そんなに交流がないので自覚していない。 友達も一人いれば十分だと積極的に作る方でもなく。どんどん交友関係が広がっていく少年に対し、それほど周囲と仲良くなろうという感情が少ないため、愛嬌は壊滅的。人間関係は大体親友に支えられている。 #5A5A5A 【通過シナリオ】 ●20歳 《わたしの可愛いハーメルン》 ・SAN-1 《宝石を食む》 ・SAN-3 《探索者だって遊びたい! ~山とテントとビヤーキー~》 ・SAN+4 ●22歳 《みにみにぽいっと》 ・SAN+13 ・芸術(ゲーム)+1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【年齢】 シナリオ開始時：20歳

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