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『xからの告白』HO2：弁護士 ▼以下秘匿情報有 全身黒づくめの男。真夏であろうと素肌をなるべく隠している。 オフで会った時も真っ黒で仕事仲間にはよく驚かれる。 間合いが独特。突然近づいてきたり、あるいは突然ふらっといなくなったりする。 食べている様子を見ると人によっては吐き出しそうになるほどの甘党。 事務所での仕事の際は、大体スタバで買ってきたフラペチーノを啜っている。 猫派で、毎日スマホの待ち受けやPCデスクトップのﾈｺﾁｬﾝを見て癒されているが、 本人は猫に威嚇されてしまうため飼えず悲しんでいる。 事務仕事なんかでは大体ずっとふらりとした印象だが、 法廷では纏う空気感が変わり、いたって真面目に任をこなす。 幼い頃からよくわからない経験を度々しており、嫌な予感に敏感。 その体質から骨折や怪我、心霊現象によく見舞われ、周囲に影響が出ることもあった。 説明できない不運と捉えられ、「黒森と居ると不幸になる」と噂され、ろくに友達もできなかった。 そんな怪奇現象に対する悩みを打ち明けられない日々の中で父（黒森 和季-かずき）だけがその相談に乗り、自分を守る術を教え、守ってくれた。 彼にとって父は自分の心を守る最後の灯だった。生きて行く上で必要不可欠な存在であった。 父が居なくなって暫くは自暴自棄になっており、その時期にされるがまま、 避けようとも解決しようともしなかった、かまいたちようなものの跡が未だ全身に残っている。 それらを隠すために着込んで手袋までしている。 信じていないとはいえ、殺人を犯した犯罪者の息子、という新たなレッテルを貼られた黒森には、 もう居ない父の存在とその真実に縋り生きる道しか残されていなかった。 後ろ指を指されるのには慣れっこだ。しかしながら、父親が糾弾され汚され続けることは許し難い。 あのひとが殺人なんて、自殺なんてする訳がない。 自分には父が居てくれたのに、尋問を受ける父には誰か、安寧の光はあったのか。何故己はそこに居られなかったのか。 父の真実にたどり着くため、また、自分を守ってくれた父のように誰かを守り、弱者に寄り添う存在になりたいと弁護士を志した。 立場上、時には罪を犯した人間の側につくこともあるが、それが仕事であり、決して犯罪を容認しているわけではない。 罪を犯す人間はどこか心が弱く、事情がある。そうでなくとも、ひとりぼっちになる。どんな形だろうと、それに寄り添うのが己の務めである。 これは露頭に迷った幼い己と、あの時の父を救うことでもある。 父への待遇を疑問視し、同じく法を遵守し、ひとを守る立場に居るべきものとして、 刑事といういきもの全体に対して懐疑的な目線を向けている。 強大な権限により行使される「守る力」は、時に同じだけの強度を持ってして人を傷つける。 その振るい方は本当に正しいものだったのか？ そこにある真実が許せないものであれば、たとえどんな手を使ってでも世間に露呈させようと考えているが、 自身の弁護士としての在り方と相反するものであったとき、どうすべきなのか考えあぐねている。 ◇対NPC ＞「所長」 近嵐は変わり者の自分をひとりの弁護士として事務所に置いてくれているので尊敬と感謝の念を持っている。 彼に恩を返すためにも真面目に仕事に取り組んでいる。 ＞「白鳥」 白鳥とは高校時代の同級生。 行きつけのパンケーキが美味しいカフェでよく顔を合わせていたのが始まりで、話すようになった。 黒森はクラスのあのひとよく見るな～、と思っていたし、白鳥には真っ黒なひとがいるな～！と思われていた。 一人でもスイーツ店に行けるタイプだが、彼と話すのは楽しいので積極的に食事に誘っている。 自身の体質(？)についても、比較的自然と受け入れられており、黒森も彼の事は必要不可欠な友人だと感じている。 どこか父に代わる存在になってくれないだろうかと、彼に執着し続けていることにはあまり自覚的ではない。 一人称：俺(仕事時は私) 二人称：君 「見て、猫ちゃん」 「甘いものは心の栄養。俺の身体は糖分で出来ていると言っても過言ではないね」 「白鳥はどちらかというと、犬っぽいよね。いや、鳥かな？猫ちゃんが良いなあ」 「世界中から後ろ指を指されて、誰一人からもふつうに接してもらえないというのは、堪えるんだよ。案外ね。」 ◆特徴表 ・4-4　動物に嫌われる（D）＜1d6：4＞ ・4-6　寄せ餌（D）＜1d6：6＞ ＞黒森。ドイツのシュヴァルツヴァルト（黒い森）では、ドイツ3大パレードのひとつといわれる 　　　　仮面をつけた愚者たちが練り歩く「愚者のパレード」が行われている。 　　　　ゲルマン民族民間信仰の名残で、鐘や鈴を鳴り響かせ長い冬を追い払い、眠っている春を呼び起こすお祭り。 ＞季積。日を巡り季節がつぎつぎと積もっていくように、日々を大切に過ごしてほしいという願いから。 　(きせき。鬼籍に入る。死者の台帳。閻魔帳。死者を忘れない。罪を記す。) ☆職業技能指定：法律家（弁護士） 言いくるめ、経理、信用、心理学、説得、図書館、値切り、法律 推奨技能：三大探索技能・心理学・法律 準推奨 ：交渉技能 HO2：弁護士 25歳以上 / EDU18以上 / 職業技能：弁護士 このシナリオ中は交渉技能に+20の補正がかかる。 ◆HO2：弁護士 君は、法を遵守し、法の番人として法を守る存在だ。 その手が、正しき裁きを降すものであることを祈る。 ■特色：交渉、知識技能に秀で、人との対話で君は多くの真実に到達するかもしれない。 過去 あなたの父親は、15年前自殺している。 父親はある殺人事件の容疑者として捕まり、厳しい尋問によって追い詰められついぞ留置所内で自殺した。 なぜ父が容疑がかかったのか、追い詰められなくてはならなかったのか、あなたはずっと疑問に感じている。 あなたはその尋問を行った刑事を探し出し、問いただそうと思っている。 現在 弁護士の仕事を選択し、あなたはある弁護士事務所に所属している。 決して大きな事務所ではないが、所長の「近嵐 梟弥（ちからし きょうや）（45歳）」とはよき関係を築けているように思う。 また、あなたには親しい友人がいる。 「白鳥 遊馬（しらとり あすま）（27歳）」という記者をしている男性で、よく一緒に食事に行ったりする仲だ。 スクープの為と言って、最近は弁護士事務所にも入り浸っている。

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