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『カノヨ街』HO2 弐番地の貼紙 捜し物専門の探偵。常に何かしらの依頼で街を走り回っている。屋根から落ちてきたり茂みから出てきたりと正に神出鬼没。また、依頼を受けると行方不明者や無くし物の絵を描き貼紙にしてそこら中に貼りつけていく。電灯や家屋、他人の背中にまで遠慮なく貼る。絵が壊滅的に下手なので全く役立っていない。 明るい笑顔が似合う可愛い子。しかし身長は180cm超え。悪気なく頭上から見下ろしてくる。 中国の饕餮のような妖怪。羊のツノが側頭部から生えており、虎のように鋭い牙を持っている。そして何でも食べることが可能。特に紙が好き。ヤギか？ 「ワタシは高ノ波。捜し物なら任せたまえよ」 「不法侵入……？　ハテ、コチラは自分の仕事をしているだけなのだが」 「ポッケの中は探したか？　鞄、抽斗に芥箱、皮膚、舌、項、目の裏も？　ヨシ、ならワタシの出番だな！」 ​【以下、秘匿情報含む設定】 ​───────​───────​─────── 本名は阿蘇凪野(あそ なぎの)。 幼少期から病弱で、よく暇つぶしに親のパソコンをいじっていた。その頃から「高ノ波」というハンドルネームを使っている。由来は家紋の「鷹の羽」から。 暇な入院生活の中で培われた高いコンピュータ技術を使ってちょいちょい悪さをしていたら、23歳のときに警察に見つかった。だが、その技術を買われホワイトハッカーに転向。安全性の保証されない任務など無闇に人材を活用できない仕事を度々頼まれている。そして今回も危険度の高い任務の一つとしてスパイとなりこのカノヨ街へと足を踏み入れた。 ホワイトハッカーに転向する前は、入院先の病院で出会った子供達にパソコンの使い方を教えていた。凪野先生のパソコン教室。見込みがある子供には彼の持つハッキング技術も秘密裏に教え込んでいた。 いつ容態が悪化するか分からないので、一年のほとんどを病院のベッドの上で過ごす。ホワイトハッカーになってからは警察病院の方に移った。医療費は警察持ち。やったね！　ずっといるせいで七不思議の一つにもなっている。 癖のある黒髪で高ノ波と同じく左右の八重歯の長さが違う男。首や腕はめちゃくちゃ細いくせにベッドから降りてみるとめちゃくちゃ背が高い(185cm)ので初見時はみんなビビる。 普段からずっと口角は上がってるけど、本当に嬉しいときや楽しいときは口を開けてにぱっ！と笑う。かわいい。 見た目だけだと大人しそうなものの、中身はかなり破天荒。体調が悪くなるのが怖いので控えているが、本心では病院の敷地内を車椅子で爆走したいし、ナースコールピンポンダッシュとかめちゃくちゃしたい。 ただ、病院内ではいつの間にか「儚げで不思議な雰囲気を纏った青年」キャラが定着していた。もし本当に上記のことをやらかしたらまず頭の心配をされるくらいには周りから物静かな性格だと思われている。本人もこのことに何となく気付いているが、まあいいかと放置中。 小さい頃からの夢は広い公園で鬼ごっこをすること。大人になっても変わらない。 「高ノ波」の神出鬼没さは、現実世界で「阿蘇凪野」 ができない大胆な行動を反映したもの。カノヨ街では明らかにはっちゃけている。体の具合を気にしなくていいし。大体何でも出来るし。角あるし。紙食べられるし。 テンション的には歩けるようになったクララと一緒。 ちなみに画力については現実世界でも同じレベル。勿論自覚はしていない。 女の子の姿でいることについては「どうせなら違うものになってみたいだろう。何せここは電脳世界じゃないか」とのこと。悪意あるネカマとかではない。折角だからなってみただけ。 頭突きの技能値が高いのは石頭だから。病人なのに頭に衝撃を与えるな。 誕生日は4月3日。(403 Forbidden ※閲覧権限が無いファイルやフォルダへのエラー) 図体は大きいし積み重なった知識もあるけど、本質的には少年の心を持っている男。でも大人になりきれていないということはなくて、上手く大人の自分と子供の自分を両立できている感じ。 外の景色なんてずっと病院のベッドの上から窓越しに見てるだけだったから、カノヨ街のすべてが新鮮で何をやっても何を見ても楽しそうにしてる。 「私は阿蘇。ホワイトハッカー……かな？」 「昔から身体が弱くてねぇ。楽しみといえば、父親のパソコンぐらいしかなかったんだ。はは、運良く視力は落ちなかったけど」 「ほら、あそこの公園。みんな楽しそうだろ？　前いた民間の病院の部屋からも公園が見えてね、ずっとずっと羨ましかったんだ」

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