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◆好きなもの:歌(聴く事歌う事編集する事全般)、ギター、ペトリコール、母の作った肉じゃが ◆嫌いなもの:自分自身が作って演じている自分像、明日の事、スイーツ ◆概要 「─────あたしさ……なんで辛い時にいつも泣けないんだろ」 常に数人のギャルグループの中心にいる。 ───誰もが求める「いい奴」「陽キャ」「人気者」。 無理していても、合わせてるだけでも、そう見えてるならいいんじゃない？ 別に、嫌いな訳じゃない。むしろ皆、こんなあたしとつるんでくれて、ホント感謝してるっていうか…… ああ、うん、そうなんだけど……でも、あたし……ゴメ、何言ってんのかわかんないよね、あはは─── 京都の田舎町で生まれ収入、職歴、環境もそれなりの一般的な家で育って、 『見知らぬ誰かに何か大事なことを伝えたくて』 東京に引っ越し、学業と両立する形でシンガーソングライターとして活動中。 歌う事が好きで、ギターを弾くのが好きで。 何より、歌の形でなら本心を口に出す事ができるから。 誰にも言えない事。言葉に表せない事。伝えようもないこの気持ち。全部、全部を歌にしたいと考えている。 ───歌で生きていきたいって、まだ誰にも言ってない。 母さんは心配性だけど、父さんは……きっと応援してくれるんだ。でも、言えない。友達にだって話せない。 シンガーソングライターとしては『PeekENd』(🥺がファンマーク)としてネットやその界隈でそこそこの人気を持っている。ワンマンでZapp満員に出来るくらい。 ◆性格 明朗活発、陽気、気さくな人間を演じるが、実際は生まれつき感情が表情などに表出しない事で酷く悩んでいる。 悲しくても、嬉しくても、腹立たしくても全て無表情で過ごしてしまうため、普段から意識的に笑顔を張り付けている。半ば無理矢理定着させたせいか、『自身の感情を素直に表現する事が、いつも笑顔の自分を好きな人から嫌われる事に繋がる』と思い込んでいる。 一種の不安症。 歌とは感情表現の手段であり、昔は感情毎に歌い分けていたが……現在は不安症と、歌う事そのものへの後ろめたさが混ざって、何を歌っても悲しさしか表現できずにいる。 ◆Pic & Songs (Aメロ ずっと、ずっと怯えてるんだ。誰かに迷惑かける事 本心を知られて、軽蔑される事 打ち明ける事が怖い癖に 自分勝手に生きたいあたしがいる事 (Bメロ ライブハウス「誰か」が集って 悲しい歌ばっか歌って 明るい歌どっか辛くて。 不安しかなくて。 ギター弾く手だってぎこちなくて。 前向きに流れてく社会で、後ろ向いてばっかりな訳で。 だって　至ってこれで「あたし」なんだって！ 勉強/運動そこそこ頑張って 愛想良くケラケラ笑って 案外そう、「楽しそうに生きてるあたし」だけ見たって キミが悪いに決まってんだ (サビ ねえ、待って　去って行かないで 奪って贖ったって　消えも癒えもしないなんてさ 疑ってかかったって　等身大なんだって ねえ、待ってよ　嘘ばっかで輪郭(カタチ)作んないで 爪弾く歌(ピックエンドソング)だけのあたしを見て ああ、もう、いっそ、心を読めてたらいいのに。 (間奏…… ■飛燕草(千鳥草とも呼ぶ) 花言葉：陽気、活発、軽快、自由気ままな暮らし、私の心を読んでください ■経験シナリオ それは機械仕掛けの流星群　 ■エピローグ 彼女は、誰かに語るようでいて、ずっと自分に言い聞かせていた。 「正解じゃなくてもいい」「心があるなら同じ人だから」「本当にやりたい事なら」「後ろ向きでも前に進むことが大事」 そうやって自分を慰めて、他人を諦めて、枠組みを作っていた。 何も違わない、という言葉で居場所を作ろうとした。 少女を喪う、そんな光景が過ぎったとき、湧き上がる思いがあった。 正解じゃなくても、後ろ向きでも、本当に自分がやりたい事だから。 ──────────マキちゃんを、助けたい────────── 少女は帰ってきた。 小さな背中に背負わせるには重すぎる、皆の思いを一身に背負った少女。 誰よりも優しく、誰よりも誰かの事を思っていた少女。 全部をこれから知っていく、生きていくことを選べた少女。 その時、心の奥底から堰を切って溢れ出したものが堪えきれなかった。 表に出たのは涙だけだったが……その時、ある意味初めて自分から生まれた本当の感情を再確認できたのだろう。 誰かの思いを背負ってなくても、生きていていい。 誰かの陰に縋ってなくても、生きていていい。 私は泣いた。君も泣いた。 初めから、私は君に自分を重ねていたのだとその時気付いた。 助ける事で、逆に自分が救われてたんだ。 これから、どうやって生きていこうか。 わからない事は多すぎるし、解決しなきゃいけない事は山ほどある。 だけど、やりたい事がある。伝えたい想いがまだある。 だから、歌おう。この世界を知って、その中で生きていこう。 片手を繋いで、もう片方の手で星を掴もう。 多少後ろ向きだったとしても、前に進み続ける事こそが大事なんだから。 一枚の紙片にずらりと書き記されたそれを束ね、個室を飛び出す。 「できた──────────！」 あ、あ────────── テステス。大丈夫かな。 こんにちは、皆さん！ コギト会員番号1番兼ギター＆ヴォーカルの飛燕、茅奪走 飛燕です。覚えにくいよね。ツバメでいいです。 皆さんとお話を始めてから、今日で10回目の放送になるのかな。 上手く言えないけど、少しずつ皆さんと話すことが出来るようになってきて、 ホントに少しずつ、少しずつだけど。まだまだ何も知らないあたし達でも、皆と何を話せばいいか、 これからどうしていいかがわかるようになってきたから。 だから、ええと、今日は、あの日の事を皆に少しでもわかってほしいなって。 あたし達がどうして立ち上がる事が出来たのか。そこにあった出来事。 でも、きっと少しショッキングな話になると思います。 しかもあたし、口下手だし。声だけじゃ誤解も与えると思うし。だから ──────────一曲、作りました。 別に、語り継ぐような偉業じゃありません。あたし達はただ、必死に生きただけだと思ってます。 だから、皆もこの歌を聴くときは、ただ綺麗な星空を思い浮かべるだけでもいいです。 また何度かかけて少しずつ、話していきます。その時に、この歌を思い出して少しでも暗い気持ちをかき消してくれればいいなって あたしは……ううん、あたし達みんな、そう思ってます。 あたし達があの日見た星空を。あの美しく、暖かい光の雨を、何かに残そうとして。 ううん、ただこれを聞いているあなたに何か伝えようとして。 これは、最初に三人で歌うって決めてた曲です。 聴いてください。 「star rains.」 Aメロ) 暖かな陽射し　過ぎゆく日々 ただ今を生きて　明日は見えなくて しゃがみ込んで　過去にばかり縋った Bメロ) 誰もが見上げるほど遠いような だけど手を伸ばそうこの星空 昨日の誰かを振り切る為に　歌え (star rains for───！) サビ) 掴み取れそうな　届きそうな ものばっかで溢れても怖くて 誰もが掴みたいから歩くんだろ？　なあ 遠い星のような　願い空 立ち止まらず前に進んで 零れ落ちる星　手伸ばせ　掴め 間奏) Aメロ) 冷え切った雨　降り頻る夜 明日を憂いて　明後日に先伸ばして 曝け出すのが怖くて　『普通』を装った Bメロ) 分かり合えないまま共に在る強さ そこから動き出せない弱さ 今日の自分を生き抜く為に　戦え (catching the star───！) サビ) 譜に乗せるような　想像は 呆気なく崩れていくんだって アナタだけが行く道を選ぶんだ　Ah！ 流れ星にどうか　願う　『今日が 続いていたなら良い』だなんて 燃え落ちた星　何度だって…… Cメロ) 果てに在る星の墓場　燃え尽きた空のカケラ 正しさなんて忘れて　掴める星はただ一つ star in my heart ! to shout!! (will be just myself!!) この胸にしかないから サビ) 歌に乗せようか　想い空 誰かにわかって欲しいなんて 理想だけじゃ死んでるのと一緒　だから 掴み取れ そうさ　届けよう　さあ どんなに不恰好でも走って　その手で掴め　今！ 転調サビ) 遠くない　星空　願うような 後ろ向きでも前に進んでくんだ 胸の内にある星　確かめてただ 命の限り　歌え ready shout to Starry sky─────！ (wow wow wow...! wow wow wow...!!) ───イノチの限り、唄え。

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