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DC71BF 看護師として働く27歳男性 仕事ぶりはとても真面目だがどこか機械的なところがあり、年配や子供からの評判はあまり良くない。 しかし全く仏頂面という訳でもなく、多少ドライな人程度の印象だろう。 彼は昔から人の感情や倫理観というものが人より欠落している人間だった。何のせい、など彼が知るところではないが、おかげであまりいい幼少期を送ってきていないのは確かだろう。 そんな彼を彼の母はとても哀れんでいた。曰く、神様に愛されなかったせいだと。 しかし彼はそんな母をとても哀れんでいた。曰く、神を通さないと何も出来ない人だと。 父親の顔は見たことは無いが、まぁどんな人間だったとしても彼には心底どうでもいいことであった。 内面に若干の問題は見られるものの根は真面目である彼は、高校にも上がれば十分"普通の人"の範囲に納まっていた。 少し人と関わるのが苦手な、1人が好きな普通の人 親しい人間などいなかった彼への周囲からの評価はそれだけであった。 とても真面目で言われたことは丁寧にこなす彼は教師などの年上からよくされることが多く、自然と彼も目上の人間と話す方がすっかり慣れてしまった。 そんなある時、自分のことにすら大して興味が無い彼の進路相談にとても親身になる先生がいた。 その先生の言葉で、彼は医学の道へ進むこととなる。 そして彼は看護師という職を選んだ。それも、あの先生の言葉だった。 初めこそ患者への態度に問題があった彼も今はある程度人に慣れ、やはり"普通"の範囲で人と接することが出来ている。

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