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　吸い込まれそうな――落ちていきそうなほどに黒い瞳と、蕩けそうな美貌を持ち合わせた新興宗教の教祖。 　2歳で信仰の何たるかを知った金満家の息子。 　宗教を転々とする投資家の両親のもとに生まれ、一貫しない複数の宗教の様々な洗礼――という名の、性的、肉体的、精神的、社会的虐待を受け続けた少年は、不幸にも恋をして普通を知り、少女と話して自身が異常であると知り、その少女を解体し、食らい、狂気の中で自身を形成した。サイコパスに見える人格を作り上げ、長年演技したためか、今ではもう自身の意思ではその仮面を外せない――本性としてしまっている。 　60の宗教を渡り、55の思想を潰し、37の秘匿事件を明かした少年。 　英才教育を施された彼は、15歳で両親を殺害。その財産を使い土地を買い上げ、仕掛けを施し、新興宗教を立ち上げる。当時義務教育終了直後だった彼は秘密裏に教徒を増やし、表では名門校でコネを作り上げていった。 　新興宗教：「子犬の会」について 　約十万人の教徒を抱える新興宗教。 　教徒の多くは元自殺志願者で構成され、教祖に心酔して教えを学んでいる。反社会的な行動は起こしていない為、無害認定されている。教祖は「アハト集団宗教殺人」「馳せ村儀式殺人」「――夫妻不審死」などの件に関わっていると思われてマークされている。 　その教えとしては「死ぬときは劇的に死なねばならない」「生きていく為には全ての蛮行が許される」「罪とは自制であり、罰とは理性である」「人が真に救われるには魂の解放が必須である」などと言ったもの。 年表： 00:生誕　6の宗教の洗礼を施される　両親が 01: 02:洗礼を受けながら信仰についての答えを得る　初恋相手を解体し食べさせられる 03: 04: 05: 06: 07: 08: 09: 10: 11: 12: 13: 14: 15:両親を殺害する 16: 17: 18: 19: 20:

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